くらし みらいの宮崎を創る人 フォーカス VOL.24

ふじした たいが さん
フラッシュ暗算10段

『練習の積み重ねが鍵。毎日の練習で最高段位獲得』

画面上にフラッシュ式で出題される問題を、珠算式暗算で計算するフラッシュ暗算。ふじしたたいがさんは、その検定試験の日本フラッシュ暗算協会と全国珠算連盟の10段に連続で合格しました。藤下さんにそろばんを始めたきっかけをたずねると「計算が速くなりたかったし、そろばんを体験してみて電卓とは違う計算方法に興味をひかれました」と話します。また、フラッシュ暗算に特に力を入れたのは、いちばんのライバルである妹に、フラッシュ暗算だけは負けなかったことにあるのだそうです。「そろばんや暗算は妹に抜かれがちでしたので、これだけは絶対に負けたくないという思いがありました。上達のコツは、毎日15分ぐらい欠かさずやり続けること。毎日やることで、数字を見てすぐに反応できるようになります」と藤下さん。そうして頑張ってきたにもかかわらず小学5年生のときに伸び悩み、一度妹に成績を抜かれたこともありました。しかし、その悔しさをバネに練習を重ね、小学6年生で日本フラッシュ暗算協会主催の「チャレンジカップ」高学年の部に挑戦。すると初参加で全国3位に輝きました。その結果がはずみとなって、同協会のネット検定10段、全国珠算連盟の検定の最高段位10段の連続獲得に至りました。「ネット検定は最高20段。中学生では勉強も頑張りながら、14段まで狙いたいです」と、次の挑戦にも静かに闘志を燃やしていました。

・昨年12月に開催されたチャレンジカップWINTERでは、小学生高学年の部で3桁15口を1.87秒で解いて全国2位の成績を収めました。
・「フラッシュ暗算とそろばんで15段を取れば出場できる全国大会にも挑戦してみたいです」と藤下さん。

≪プロフィール≫
赤江中学校1年生。6歳からそろばんを始め、フラッシュ暗算に小学3年生から取り組む。小学6年生の夏に日本フラッシュ暗算協会主催のチャレンジカップSUMMERに参加し全国3位。その後同会のネット検定で10段。また、全国珠算連盟の検定でも10段に合格。同12月チャレンジカップWINTERでは全国2位。