しごと 都城をけん引する企業を紹介「企業の力」Vol.59

■株式会社福島精肉店
【電話】25-1129
明治40年から地域の食卓を支え続ける福島精肉店。「肉のふくしま」として長年市民に親しまれてきた同店は、精肉店の枠を超え「口福(しあわせ)」を届ける食の専門店として欠かせない存在となっています。
「地元の人と共に歩む店」と語るのは、4代目の福島宏代表取締役。13人のスタッフを擁し、精肉・惣菜・スパイスの3本柱で事業を展開しています。精肉部門では学校給食センターなどへ安全安心な肉を提供。平成7年に開始した惣菜部門では、当初のハンバーグとコロッケから現在は25種類以上にメニューを拡大し、国産食材にこだわった手作りの味わいが評判を呼んでいます。スパイス部門も同店の強みで、お客様の「店と同じ味が出せない」という声をきっかけにコロッケ用の調味料を商品化した喜(よろこび)スパイスは、全国にそのファンを持つ同店の看板商品です。
女性が働きやすい職場づくりにも重きを置く同社。「第一に子ども、仕事はその次でいい」と語る妻の福島光代専務の思いで、祝日と日曜日を休みにするなどの改革を実施。スタッフが笑顔で働ける環境づくりに注力した結果、勤続年数10年以上のベテランスタッフが揃う環境を実現しています。お菓子屋さんを参考にした制服など、従来の精肉店イメージを払拭するブランディングも積極的に推進する同店。これからも夫婦で笑顔の連鎖を大切に、地域の食卓に「口福(しあわせ)」を届け続けます。