- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県えびの市
- 広報紙名 : 広報えびの 令和7年9月号
7月24日~28日、マダガスカル共和国の学生ら5人が日本を訪れ、飯野高校生2人と市内の中学生4人と国際交流を行いました。これは、内閣官房が主催する万博国際交流プログラムを活用して行われたものです。
24日から26日にかけては、えびの市内で観光やお互いの文化を学び合う異文化交流、特産品の製造工程の見学などを行いました。27日・28日には、えびの市と連携して事業を実施している山形県遊佐町の中高生とマダガスカル共和国の学生ら6人と合流し、大阪・関西万博会場や大阪市内を視察しました。また、会場内で令和6年度からの取り組みの成果を中高生を中心に発表しました。
※同様の日程で、マダガスカル共和国の学生ら6人が山形県立遊佐高校を訪れ交流を行いました。
■飯野高校3年 石川紗羽(さわ)さん
一緒に食事をしたり、移動で会話をしたりして仲良くなることができました。文化体験では書道や折り紙など、同じ活動をすることでさらに距離が近づいたと感じました。
楽しむことを第一に、体験を通して実際に肌で感じてもらい、えびのや日本の魅力を伝えることができたと思います。マダガスカルの人たちは、日本に非常に興味があって、すしや最近の日本の歌手などの日本文化を深く知っていてくれてとてもうれしかったです。
■真幸中3年 福留新菜(にいな)さん
マダガスカルの人たちと交流することは、一生に一度だと思い参加を決めました。言語が違うので伝えることは難しかったですが、マダガスカル語とその日本語訳をメモすることで次の会話につなげることができました。話しかけるとマダガスカルの人たちも答えようとしてくれてうれしかったです。身振り手振りをすることで内容を相手に伝えることができたので、ジャスチャーの重要性の学びにもなりました。
■マダガスカル共和国の大学生 ラスアマナヌル・ララウハリスアさん
日本に来たのは初めてで、海外でこのような文化交流をすることも初めてでした。
明石酒造でお酒の作り方を見たのがすごく印象に残っています。大きな機械もあってすごかったです。他にも、えびの市内のさまざまな場所を見て回ったのがおもしろかったです。えびの市の学生の皆さんとの交流も楽しかったですし、とても良い経験になりました。今後も交流を続けていきたいです。
■万博国際交流プログラムとは
大阪・関西万博を契機に、全国各地域で、地域住民と万博参加国・地域の関係者が、地方公共団体の事業を通じて継続的に国際交流していくための枠組みです。令和6年度から令和7年度にわたり実施され、参加国・地域との相互理解や国際交流を通じた地域の課題解決・活性化などの取り組みを支援するものです。
お問い合わせ:市企画課定住対策係
【電話】35-3713(直通)