健康 [保健だより] アルコールを飲むなら上手に休肝日を

1週間あたりのアルコール接種量を減らすために、1日あたりの飲酒量を減らすのも良いのですが、「今日は1日お酒を飲まないようにしよう」と決めて全く飲酒をしない休肝日を設けることは、効果が得られやすい方法です。
休肝日を設けると、総飲酒量が減らしやすくなり、肝障害が予防できる可能性があります。
週5日続けて飲酒して2日連続で休むより、2~3日飲んで1日休むという習慣をつくることが理想です。
注意していただきたいのは、休肝日さえあれば、それ以外の日はたくさん飲んでもよいわけではありません。1週間あたりの飲酒量が多い人は休肝日の有無に関わらず、総死亡リスクが高いことがわかっています。我慢した分として1日に飲む量を増やしてしまい、結果的にトータルで1週間のアルコール摂取量が増えることがないようにしてください。
本数を少しずつ減らす、ノンアルコール飲料を取り入れたり、度数の低いものに切り替えたり、いつもより少し薄めに割るといった工夫をするのも良いでしょう。飲まない日の空いた時間の過ごし方や予定を決めておく、お酒の買い置きをやめる、何時以降は飲まないと決めることも一つの方法です。自分の生活習慣やライフスタイルに合わせたお酒との付き合い方を考え、それぞれが始めやすく、続けやすい方法を見つけてみましょう。
厚生労働省では生活習慣病のリスクを高める飲酒量(1日あたりの平均純アルコール摂取量)を、男性では40g以上・女性では20g以上としています。
リスク飲酒量までなら飲んでもいいとは考えず飲酒量が少ないほど飲酒によるリスクは少なくなると思ってください。
※高齢者やアルコール分解酵素の働きが弱い人は、より少量の飲酒が適当です。

■純アルコール20gとは?
・日本酒:180ml(度数15%)
・ビール:500ml(度数5%)
・焼酎:110ml(度数25%)
・ワイン:180ml(度数14%)
・ウィスキー:60ml(度数43%)
・缶チューハイ:約500ml(度数5%)、約350ml(度数7%)

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