- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県美郷町
- 広報紙名 : 広報みさと 2025年11月号
こんにちは。西郷病院の医療安全委員会です。
転倒や転落による骨折や外傷が発生し入院する方がいます。そこで、今回は転倒·転落についてお話します。
■~自宅での転倒·転落を防ぐために~
◇自宅で転倒につながる主な原因
・筋力やバランス感覚が低下してくる。
・床に物が散らかっている(新聞・コード・脱いだ洋服など)。
・スリッパや靴下で足元が滑る。
・段差や階段に手すりがない。
・カーペットや敷物の端がめくれている。
・夜間、トイレまでの通路が長い。
◇転倒を防ぐために
1.体力づくり…百歳体操や軽い運動、散歩などで足腰の筋力を保ちましょう。
2.整理整頓…床に物を置かず、使用する通路を広く確保しておきましょう。
3.滑らない履物…かかとがある靴や滑り止め付きの靴下を選びましょう。また靴をかかとまで履きましょう!
4.手すりの設置…階段や段差、トイレ・浴室など必要な場所に手すりを設けましょう。
5.明るい照明…廊下やトイレまでの足元にセンサーライトや足元灯をつけましょう。
◇万がー、転倒してしまったら?
・すぐに立ち上がろうとせず、痛みや出血の有無を確認しましょう。
・強い痛みで動けない場合は、無理に動かさず救急要請(【電話】119番)をしてください。
・打撲や擦り傷等でも、後から症状がでることがあります。症状によりますが早めに受診をしましょう。
・一人暮らしの方は、緊急時に備えて「緊急連絡先」を分かりやすい場所に掲示しておきましょう!
■これから出来ることは
・転倒転落は日常のちょっとした工夫で大きく減らすことができます。
・「自分は大丈夫」と思わずに、ご家族みんなで安全な住まいづくりに取り組みましょう。
自宅の中だけでなく、ちょっとした季節の変化を感じながら外に散歩に出かけてみましょう!
お問合せ:西郷病院
【電話】66-3141
