くらし 鹿児島市中央卸売市場 鹿児島の食を支えて90年

今月、開設から90周年を迎える市中央卸売市場。生鮮食料品流通の中核的な拠点施設としての役割などをご紹介します。

・昭和10年11月
鹿児島市洲崎町(現在の住吉町)に開設。全国で7番目、九州初の中央卸売市場
・昭和42年4月
魚類市場が城南町に移転
・昭和51年11月
青果市場が東開町に移転新設し、業務開始
・平成31年3月
青果市場リニューアル整備完了
・令和6年9月
魚類市場再整備完了

■南九州の食生活・食文化を支える中央卸売市場
卸売市場法に基づき国の認定を受け、鹿児島市が開設している市場です。生鮮食料品などを安定的に供給するため、
(1)国内外から、大量、多種類の品物を集め、それを小分けにし、多数の小売業者などへ迅速に販売
(2)公開された場で、競りなどにより適正な価格を形成
(3)出荷者・卸売業者などへの支払い代金を、確実かつ迅速に決済
(4)需給の情報(入荷量や卸売価格など)を公表
などの重要な役割を担っています。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■時代の変化に対応し人やものがつながり 活気あふれる市場へ
食の流通を取り巻く情勢は時代とともに変化しています
・人口減少、少子高齢化などによる食料消費の量的な減少
・ECなどの普及による流通構造の変化
・消費者の食に対するニーズの多様化
・担い手の減少・高齢化
・施設の有効活用

時代の変化に対応するため整備が完了した施設の機能や魅力を活かし、市民にとってもより身近で、活気ある市場を目指しています。

□充実した品揃えと販路の拡大 市場関係者の経営力強化を後押しし”活気あふれる市場へ”
・他市場の卸売業者などとのネットワーク強化などにより、取扱数量の増大を図ります
・市場関係者の経営状況の把握と改善に向けた助言などを行います

□生産者と消費者をつなぐ 市民により身近な”つながる市場へ”
・市民や観光客に市場を開放する日を設け、市場まつりや市場見学などを実施します
・生鮮食料品などの管理体制の充実を図るため、市場関係業者への講習会などを実施します

□次世代の担い手が新たな活力を生み出し新鮮な生鮮食料品の魅力を発信する”フレッシュな市場へ”
・若い人を含む市場の担い手を確保し、能力の活用を進めます
・学校への出前授業や、魚のさばき方教室などで、旬の新鮮な食の魅力を発信します

■中央卸売市場の90周年記念イベントへ行こう
□お魚ファン感謝デー!
内容:鮮魚買い回り体験や解体実演など
期日:11月15日(土)9時30分~12時30分
*駐車場など詳しくは“いお・かごしま”魚食普及拡大推進協議会HPか同協議会事務局(魚類市場内)【電話】223-0310【FAX】223-9817へ

□青果市場感謝祭
内容:模擬競りや野菜・果物の販売など
期日:12月6日(土)10~13時

◎魚類市場では仲卸での買い回り、青果市場では競りなどが体験できます!この機会にぜひイベントにお越しください♪

問合せ:青果市場
【電話】267-1311【FAX】267-1314

問合せ:
青果市場【電話】267-1311【FAX】267-1314
魚類市場【電話】223-0310【FAX】223-9817