子育て GIGAスクール通信vol.45

令和7年度から、本市の全小・中学校で、文部科学省指定による研究開発学校「情報活用能力の育成」のカリキュラムの研究が新たに始まり、垂水市のGIGAスクール構想は、次のステージに入りました。ここでは、市民の皆様に、その取組の様子を紹介することで、本市の教育活動に、より親しみをもっていただければと思います。

■GIGAスクール構想第2期(令和7年度~)の端末「iPad」の使用開始
GIGAスクール構想第2期に入りました。第2期とは、第1期(令和3年度~)で導入した端末の更新と、通信ネットワークの拡充などの整備を意味します。現在、本市の小・中学校の児童生徒が新しい端末「iPad」を使用しています。
「iPad」は多くの市町村で採用されており、操作性がよいため、初心者でも使いやすく、情報の収集や画像の加工・動画の編集などがしやすい端末です。また、持ち運びがしやすく画面が大きくて見やすいことも利点の一つです。そして、販売元の審査を通過したアプリしかインストールできない仕組みであるため、安全性が高いことが大きな特長です。実際に使っている児童生徒からも「起動や操作がスムーズ」「画面が大きくて見やすい」「タッチペンでのメモが取りやすくなった」と好評です。
新たな端末の導入により、本市のGIGAスクール構想も新たなステージへと移っていきます。「iPad」をより効果的に活用する方法を身に付けながら、授業に、家庭学習にと、子どもたちの学びが広がります。

各小・中学校の取組を紹介
■教育版マインクラフトで児童の学びを広げる・深める(新城小学校)
新城小学校では、令和3年度から総合的な学習の時間「ふるさと垂水」で教育版マインクラフト(以下「マイクラ」)を活用し、児童が近未来の垂水・新城の理想の姿を仮想空間で表現する活動に取り組んでいます。全国規模の大会「マイクラカップ」では、令和6年度に南九州ブロック代表として、オンラインで参加しました。「マイクラ」で表現した自分たちのオンリーワンの世界をインターネットによって世界中に発信し、多くの方々と考えを交流できるのも「マイクラカップ」の醍醐味です。
本市は、文部科学省指定の研究開発学校として、市内全小・中学校が、子供の情報活用能力の育成に取り組んでいます。令和8年度からは、新城小学校でも情報活用能力を重点的に育成する「情報活用科」の学習を始めます。これまで「マイクラ」を通して培ってきた情報活用能力を「情報活用科」や、豊かな体験を基にした総合的な学習の時間「ふるさと垂水」の学習で発揮し、ICTを活用して子どもの学びを広げる・深める取組を推進していきます。