イベント 第69回 キジカケル突撃レポート! ~プラネタリウムに潜入編~

夜空を見上げると、そこにはたくさんの星が輝いています。
特に秋から冬にかけては、空気が澄んでいて星が見やすくなるといわれています。季節によってさまざまな星を見ることができますが、広大な夜空を見上げて星座を探すのはなかなか難しいものです。
今回は、少年自然の家の中に潜入し、星や星座の探し方など、家族や友人と楽しめるプラネタリウムを深ボリします。

■長年親しまれているプラネタリウム
本市のプラネタリウムは、1987(昭和62)年7月に少年自然の家の開設に併せて設置されました。38年と歴史が長く、最大58人が一度に観望できます。ドームの大きさは直径8m、約3500個の星を投影することができます。
これまでに小中高生の宿泊学習や少年自然の家事業でのイベント、一般使用など多くの市内外の方々に利用されてきました。
天候に左右されず「満天の星空」を体験することができます。時間や季節を自由に再現できること、美しい映像と音響で宇宙や星座を分かりやすく学べること、そして壮大な星空が広がる空間で静かなひとときを過ごせることで、幅広い年代に楽しまれています。

■上映会の主な内容
・星や季節ごとに観察できる星座の説明
・星座の由来や神話などをビデオで解説
・月や惑星の説明
・質問コーナー
→プラネタリウムは県内に5カ所しかないんだって!

■誰もが楽しめる場所に
スロープが3階まであり、車椅子の方や階段の上り下りが難しい方でも利用できます。
星が見やすいように、イスはリクライニングするので、ゆっくりと観望できます。
→全体を見渡せる後ろの席がおすすめなんだって!

◆参加者からの声
○子ども
・夏休みの自由研究の課題にぴったりだった。次は他の季節の星座も学びたい。
・勉強になったので、家にある図鑑でも勉強したい。
・プラネタリウムについてもっと知りたいと思った。
・神話などのお話がおもしろかった。

○大人
・子どもに分かりやすく工夫されていて、大人も一緒に学ぶことができた。
・何年かぶりのプラネタリウムでとても心地良い時間を過ごせた。
・夜空を見上げて、星を観察してみたいと思った。
・次は別の季節の星座について学びたいので、また参加したい。

→子どもから大人まで楽しめる場所だね!

◆利用方法
利用希望日の空き状況を電話で確認し、20日前までにホームページ上の利用申請書を少年自然の家まで提出してください。参加人数は5人以上で体験できます。
利用料金(1人当たり):
・大人…150円
・子ども…100円

11月以降のプラネタリウムに関するイベントは次の通りです。
※全て参加無料、1人でも参加可能

○てらやまんちオータムフェスタ
開催日:11月16日(日)
内容:秋の星座などを上映します。上映会は午前と午後の2回公演です。

○てらやまんちフェスタ
開催日:令和8年2月1日(日)
内容:冬の星座などを上映します。上映会は午前と午後の2回公演です。

○レッツゴー!プラネタリウム(秋)、(冬)[要申込]
開催日:
(秋)…11月21日(金)、22日(土)
(冬)…令和8年1月16日(金)、17日(土)
内容:秋、冬に観望できる星座などを説明します。
募集期間:11月8日(土)〜
※定員になり次第募集締め切り
※上映会後、天候が良ければ外で天体観測を実施します。
詳しくは、少年自然の家ホームページをご確認ください。

→それでは、星や星座などを映し出す機械や実際どんな映像が映し出されているのか、次のページに行ってみよう!

■プラネタリウムで使用している機械を紹介
星や星座などを映し出すために、職員がさまざまな機械を操作しています。実際に、どんな機械を使用しているのか紹介します!

○天像儀(てんしょうぎ)
プラネタリウムの真ん中にあるもので、約3500個の星や惑星などを映し出します。

○操作盤
この機械は、参加者に分かりやすく説明するために星を動かしたり、星座を一個ずつ映し出したりするために使用しています。
→操作盤で流れ星を流すこともできて、子どもたちに大人気なんだって!何の願い事をしようかな?

○星座絵投影機
この機械に、星座の絵が描かれたレンズを入れて、中に入っている豆電球がその絵(星座)を映し出す仕組みとなっています。
→右の絵が実際に入っているレンズ。真ん中に映し出す星座の絵が描かれているよ!
映し出す星座に合わせて左のレンズを1枚ずつ交換しているよ。
※詳しくは本紙をご覧ください。

○投影機
星雲や星団、神話などの映像を映し出します。全部で28個の投影機を使用します。

■冬はどんな星座が見れるの?
○冬に見つけやすい星座
南の空に見つけやすく有名な星座が輝いています。

・ぎょしゃ座
明るい星「カペラ」が目印。
五角形のような形をしていて、馬車をひく人(ぎょしゃ)の姿に見える。
・ふたご座
双子の兄弟「カストル」と「ポルックス」の星が目印。
星が並んで立っているように見える。
・おうし座
赤く光る「アルデバラン」が目印。
星がV字型に並び、牛の顔のように見える。
・オリオン座
三つ星がまっすぐ並んだ「ベルト」が特徴。赤い星ベテルギウスと青白い星リゲルが目印で、星をつなぐと人の形に見える。
・こいぬ座
明るい星「プロキオン」が目印。
・おおいぬ座
地球から見て全天中、太陽を除く最も明るい星「シリウス」が目印。

■星座を見つけてみよう
Q.白枠の中に上の6つ星座が隠れています。見つけられますか?答えは本紙19ページに掲載しています。
ヒント:オリオン座の3つ星を最初に探すと分かりやすいよ!

◆担当者から
本市のプラネタリウムの特徴は、参加者に応じて星座や宇宙の説明ができることです。
最新のプラネタリウムでは自動化が進み、便利になった一方で、説明などの音声を自動化しているため、途中で質問があったときは、一旦映像を止めなければなりません。ここでは、参加者の理解状況を確認しながら、説明をしたり、質問に合わせて上映を切り替えたりしています。
皆さんに分かりやすく説明するのはもちろん、「視覚」で情報を伝え、少しでも興味を持ってもらえるように心掛けています。