- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県霧島市
- 広報紙名 : 広報きりしま 2025年9月上旬号
霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。
このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。第83回は、ヒロセ株式会社南九州支店・鹿児島工場の笠山悠輝さん(19)です。就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。
■安心・安全な商品と技術で社会基盤を支える。
ヒロセ株式会社 南九州支店・鹿児島工場
笠山悠輝さん(19)
隼人町出身。国分中央高校卒業。令和6年入社。特技は野球。隼人町在住。
「明るくて働きやすい職場です。」
◆ON
国道504号竹子(たかぜ)入り口の交差点から横川方面に進むと、程なくして左手に見えてくる緑色の大きな建物が、ヒロセ株式会社南九州支店・鹿児島工場です。敷地内に入ると、整然と積まれた大きな鉄骨が目を引きます。「当社は建築・土木工事の基礎工事や重仮設資材と呼ばれる工事に必要な鉄骨などの販売、レンタルを行っています。最近では、隼人道路の4車線化工事の際に架けられた工事用桟橋の材料などを供給しました。災害などで崩落した橋に代わる仮設橋の施工なども手掛けています」と工場長の神園晃さん(47)は話します。「取引先の大半が建設会社なので、一般の人には認知されにくいのですが、まちづくりや社会インフラの整備に携われるのがこの仕事の魅力。やりがいがありますよ」と胸を張ります。
同社でレンタル資材の検品・検収などの管理業務や協力会社への指示管理などの業務に携わるのが、入社2年目の笠山悠輝さん(19)です。「きっかけは高校で開催された会社説明会でした。話を聞いて社会に貢献できる仕事だなと興味を持ち、後日会社見学にも行かせてもらい、ここで働いてみたいと思いました」と入社の動機を話します。「始めは何十種類とある資材の名前を覚えるのに苦労しました。正式に配属になってもう少しで1年。まだまだ覚えることが多いですが、自社の先輩だけではなく協力会社の皆さんもいい人ばかりで、助けていただいています。早く一人前になって、今度は自分が後輩たちを助けられるようになりたい」と笠山さんは笑顔で話します。
「私たちの仕事は、一般的にイメージされている建築・土木業とは異なり、仕事の成果は地図に残りません。それでも完成した現場などを見ると、ちゃんと社会の役に立てているなと実感できます。たくさんの現場を経験して、もっと自分のまちに貢献できるようになりたいですね」
▽取材協力企業
ヒロセ株式会社 南九州支店・鹿児島工場
溝辺町竹子2310-1【電話】59-3011
【URL】https://www.hirose-net.com/
※「ヒロセ株式会社」で検索
▽会社情報
代表者:下元伸彦
設立:昭和13年11月
資本金:1億円
初任給:190,000円(高卒)
月平均残業時間:21時間(南九州支店:12.6時間)
平均年齢:41歳(南九州支店:32.9歳)
従業員数(男/女):1,027人(759人/268人、南九州支店:17人(10人/7人))
採用実績(新卒/中途):82人(32人/50人、南九州支店:3人(2人/1人))
有給休暇の平均取得日数:9.7日/年
勤務時間:7.5時間/日(年間休日125日)
◆OFF
会社から歩いて2分ほどの場所にあるのがそばの実です。軒先で大きな白い招き猫が出迎えてくれます。日置市にある実家のそば屋でそば作りを学んだ店長が打つそばは、鹿児島県産のそば粉を使った十割そばで、そのほかの素材も市内産や県内産にこだわっているそうです。
店長お薦めのかき揚げそばは、そばが見えないほど大きなかき揚げがのっていて、少し太めのそばは風味も歯応えも良く、煮干しと昆布、シイタケでとったつゆとよく合います。各テーブルには手作りの昆布のつくだ煮(無料)も置かれているので、珍しいそばの実めしに添えて食べるとおいしいですよ。定番のかけそばやざるそばのほか、ミニそばの付いた丼物もあるので、おなかのすき具合に合わせて選んでみては。
▽お薦め
そばの実
場所:溝辺町三縄2317-2
営業時間:午前10時~午後3時
店休日:火・土曜
駐車場:約20台
支払い:現金のみ
問合せ:そばの実
【電話】59-2588