くらし 気になったから聞いてみた#01

◎広報担当が、気になっているモノやコトについて取材するコーナーがスタートしました。
第1回の気になるワードは「ケーソン」です。

■港に浮かぶ「ケーソン」とは?
志布志港に関する取材をしていると「ケーソン」という言葉をよく耳にします。2月、国土交通省九州地方整備局志布志港湾事務所の協力により、「ケーソン」について、丸福建設株式会社 取締役企画部担当 谷口太一さんにお話を伺いました。

―ケーソンって何ですか?
ケーソンは大きな箱形の構造物で、防波堤や岸壁などに使用されます。大きいですが、中は空洞となっていて、海に浮かべることができます。

―大きさはどれくらいですか?
今回製作したケーソンは、幅19.8m、長さ18.0mです。高さは18.5mあり、6、7階建てビルに相当します。今回は、フローティングドッグ(通称FD)という作業船でケーソンを製作しています。FDを沈めていくことで、中が空洞になっているケーソンが浮きますので、FDで曳航して、海に仮置きしています。今回は、令和6年8月からおよそ半年の期間で、ケーソンを1基製作しています。

―今回製作したケーソンは何に使うの?
志布志港の新若浜地区で活用されます。ケーソンを並べて設置し、中に石を入れて重くし、コンクリートでふたをすることで岸壁となります。この岸壁は大型バルク船接岸用として活用され、志布志港のさらなる発展に貢献します。

―この仕事の魅力は?
丸福建設は、鹿児島市に本社があります。まちを活性化させるための物流基盤整備として、県内各地の土木、建築工事を請け負っています。多業種の方々とコミュニケーションを図り、監督として現場をまとめることはやりがいある仕事です。若い社員も多く、活発な意見交換や交流会など、働きやすい職場環境づくりにも努めています。