健康 健康コーナー
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県伊佐市
- 広報紙名 : 広報いさ 2025年10月15日号
◆感染症予防の基本!
~秋から冬を元気に過ごすために~
秋から冬にかけては、気温の低下や空気の乾燥により、インフルエンザやノロウイルス、かぜなどの感染症が流行しやすくなります。こうした感染症は、家庭や学校、職場で広がりやすく、子どもから高齢者まで影響を及ぼすため、日常生活での予防が大切です。
◇感染症から身を守るための5つの基本
1 正しい手洗いとうがいを習慣に
外から帰ったとき、食事の前、トイレの後には必ず石けんと流水で手を洗いましょう。
30秒程度かけて、指先・指の間・手首まで丁寧に洗うことが効果的です。ハンカチやタオルでしっかり水分をふき取ることも忘れずに。
さらに、うがいをすることで口やのどに入ったウイルスや細菌を洗い流せます。特に朝晩や外出後に取り入れると良いでしょう。
2 咳エチケットで周囲への広がりを防ぐ
咳やくしゃみをするときは、マスク、ティッシュ、または服の袖で口と鼻を覆いましょう。手のひらで口を押えると、手に付着したウイルスがドアノブやおもちゃなどを通じて広がるため避けてください。
マスクは鼻からあごまで隙間なく着け、湿ったら交換します。使い捨てマスクは再利用せず、使用後はすぐに捨てましょう。
3 室内の湿度を保ち、定期的に換気を行う
ウイルスは乾燥した環境で長く生き残ることがあります。室内の湿度を40~60%に保つことで、感染力を下げることができます。加湿器や濡れタオルを活用し、1時間に1回程度、数分間窓を開けて換気しましょう。
4 体の抵抗力を高める食習慣
栄養の偏りは免疫力を下げます。次の3つの食品群を意識して取り入れることで、感染症に負けにくい体をつくることができます。
(1)魚・肉・卵などのたんぱく質は免疫細胞や抗体の材料になります。
(2)にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜に多いビタミンAはのどや鼻の粘膜を守ります。
(3)みかんやいちごなどの果物に含まれるビタミンCは免疫細胞の働きを助けます。
5 予防接種で重症化を防ぐ
インフルエンザや新型コロナウイルスは、予防接種で重症化を防げます。
持病のある人や妊娠中の人は、接種前にかかりつけ医に相談しましょう。
参考文献:厚生労働省「感染対策の基礎知識」
国立健康・栄養研究所「新型コロナウイルス感染対策としての栄養・身体活動(運動)について
問い合わせ:こども課こども健康係
【電話】23-1311(内線1212)
