- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県さつま町
- 広報紙名 : 広報さつま 2025年6月号
■自動車整備士×小緑真樹
さつま町で生活する上では、必須とも言える自家用車。安全に利用するには定期的なメンテナンスが欠かせません。今回は、湯田地区にある湯田オートの、小緑真樹さんに話を伺いました。
「当店は、父と亡き母が2人で営んでいましたが、母は父に代わって当時の陸運局へ手続きに行くことが多かったため、私が小さい頃は、ドライブ感覚で一緒に付いて行くことが多かったですね」と懐かしそうに話す小緑さん。高校卒業後、一度は地元を離れ、県外に就職しますが、すぐに帰郷しました。
「家業を手伝い始めましたが、自動車整備士の資格もなかったので、実務経験を積みながら、3級整備士の取得に挑戦し、合格しました。そうなると、意欲が湧いて次は2級整備士も取得したくなり、3年半の実務経験を経て、2級整備士も取得しました」現在、父親の繁さん、妻の桃子さんと3人で同店を切り盛りしています。
「一昨年からJAF(日本自動車連盟)の加盟店となり、車の故障などに対応するロードサービスの業務を請け負うことになりました。24時間体制で対応しており、平均で月50件程度の出動要請があり、需要の高さを感じています」出動内容は、車の故障以外にも大雪の際のレッカー移動など、緊急案件が集中することも多いようです。
「最近は自動車のハイテク化が進み、車検の際の点検項目も増え、整備内容も複雑化しています。また、JAFの仕事は、休日や夜間を問わずいつでも出動する可能性があり、大変な面もありますが、現場対応が完了した際にお客様の笑顔を見ると、やりがいを感じます。父の時代からお付き合いが続くお客様も大事にしながら、新しいお客様との出会いも楽しみ、お客様のカーライフを支えていきたいですね」
○小緑 真樹(こみどり まさき)さん(38)
湯田地区出身。
9年前に結婚し、妻と3人の子どもと湯田地区で暮らしている。
地域行事への参加や消防団にも加入するなど、人とのつながりを大切にしている。