文化 地域探訪

■36　大願寺跡墓石塔群
柏原地区にある大願寺跡墓石塔群(開山堂跡と薬師堂跡)は、祁答院渋谷氏の菩提寺であった黄龍山大願寺の一部であった史跡です。大願寺の本尊は薬師如来で、創建時には一関国師を開山に迎え、起宗和尚が初代住職を務めました。開山堂跡には、祁答院渋谷氏3代行重や歴代住職の墓があり、薬師堂跡には僧侶の墓とともに祁答院渋谷氏7代から13代までの当主の墓が並んでいます。このほかにも、大願寺跡周辺には鐘つき堂の礎石などの関連史跡が点在しており、当時の祁答院渋谷氏と大願寺の様子を今に伝える貴重な史跡であることから、現在では県の史跡に指定されています。
大願寺跡墓塔群(開山堂跡)のマップは、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。