- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県肝付町
- 広報紙名 : 広報きもつき 2025年12月号
■ベトナムのクスマス
クリスマスと聞くと、多くの⼈は寒い冬や真っ⽩な雪景⾊を思い浮かべるでしょう。しかし、熱帯の国ベトナムでは雪は降りません。その代わりに、街中が無数の光に包まれ、クリスマスシーズンになると夜の街はきらめくイルミネーションで彩られます。
昔はクリスマスはキリスト教徒にとって特別な宗教⾏事でしたが、近年では宗教に関係なく、誰もが楽しむ年末のイベントとなりました。12⽉に⼊ると、ショッピングモールや通りが⾚や緑の飾りでいっぱいになります。⼤きなクリスマスツリー、サンタクロース、星の飾り、そして⾊とりどりのライトが街を明るく照らします。夜になると、若者たちは友⼈や家族と出かけ、にぎやかな雰囲気を楽しみながら、写真を撮ったり、⼩さなプレゼントを贈り合ったりします。
⽇本ではクリスマスにフライドチキンやケーキを⾷べる習慣があると聞いたとき、私はとても驚きました。ベトナムではクリスマスに特別な料理はなく、決まったメニューもありません。多くの⼈は家族や友⼈と集まり、好きな料理を⾷べながらゆっくりとした時間を過ごします。特別な料理がなくても、⼈と⼈とのつながりがクリスマスを特別な⽇にしているのです。
クリスマスが終わると、ベトナムではすぐに旧正⽉「テト」の準備が始まります。サンタクロースの⾚い飾りが⽚付けられると、街は今度はテトの⾚と⾦の装飾に変わります。⽇本と同じように、ベトナムでもこの時期は年末の雰囲気に包まれます。離れた国でも、⼈々が笑顔で⼀年の終わりを迎える気持ちは同じなのかもしれません。
