くらし -令和7年度施政方針-(2)

○生涯学び続ける人づくり
「生きる力・生き抜く力の育成」を目標として、キャリア教育の推進、タブレット端末などICTを効果的に活用した授業改善、誰一人取り残すことのない教育の推進など、教職員の資質向上と開かれた信頼される学校づくりを推進します。学校給食については、引き続き、給食費の無償化を実施するとともに学校給食の普及および学校における食育の推進を図ります。
また、今年度から、鹿児島相互信用金庫と連携した「うみがめ奨学プログラム」を実施し、中種子の将来を担う子どもたちの「学びの機会・選択肢」を確保し、持続可能な地域づくりに向けた人材の支援を行います。

○安心・安全な環境づくり
道路整備については、地域の要望などをふまえ幹線道路・生活道路・通学路を優先し、維持修繕、整備を実施します。水道施設については、引き続き、健康で文化的な町民生活や社会経済を支える生活基盤として、適切な施設管理を行い、質の高い安心・安全な水を安定供給することに努めて参ります。また、防災においては、地域防災訓練などを通じた防災意識向上に取り組むとともに、「自助」「共助」の実践に向けて、消防団と連携した防災力向上への取り組みを進めて参ります。

○自衛隊馬毛島基地整備
西之表市馬毛島における自衛隊基地建設工事は、着工後約2年が経過しましたが、天候や資材などの搬入遅れなどの要因が重なり、令和11年度末完成との計画見直しが発表されました。
今後も、町民の皆さまの不安を払拭するため、また、進捗状況などをお知らせするためにも、正確な情報の収集に努め、知り得た情報の周知を行い、引き続き防衛省との連携を密にし、町民の声に対処いただくよう要望して参ります。
また、本町に建設中の自衛隊員用の隊舎は、まもなく完成予定と伺っており、令和7年度末には本町の隊員宿舎に予定されるすべての航空自衛隊員が入居予定とされております。入居される隊員の皆さまに、本町の活性化にご協力いただくためにも、防衛省、自衛隊との信頼関係を構築しつつ、本町への自衛隊関連施設の誘致をこれまで同様、強く要望して参りたいと思います。