- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県知名町
- 広報紙名 : 広報ちな 2025年12月号
こんに″ちな〟!
今回は、現在知名町で地域おこし協力隊として活動する方々をご紹介します。
▽行田実可さん
ものづくりが好きで、島に関連したアクセサリーなどを製作中。フラダンス歴10年。表現することが好き。
▽平川光博さん
帝国ホテルや温泉地の料亭で腕を振るってきた和食料理人。趣味は美術館を巡って陶器や漆器などを見て、それに合う料理を想像し、感性を磨くこと。
▽福屋浩幸さん
栃木から猫2匹と共に移住したコンピュータ技術者。特技はプログラミング。オートバイは乗るのもいじるのも好き。
Q.地域おこし協力隊に応募しようと思ったきっかけは?
平川さん:有馬温泉の料亭で働いていた時の先輩に勧められたことがきっかけです。それまで奄美群島には一度も行ったことがなかったのですが、一度きりの人生、島で生活してみたい、これも何かの運命かもしれないと思いました。島の人の生活や島の料理にも興味があり、わくわくした気持ちでやってきました。
福屋さん:海に囲まれた土地で暮らそうと思い応募しました。高専時代に奄美大島から来ていた同級生がとても良い性格だったので、こういう子が育つ土地に行きたいと思っていました。
行田さん:芭蕉布に魅了されてしまいました。この島の宝物を残す事に自分が携われたら嬉しいし、何か島の役に立てたらいいなと思いました。
Q.どのような活動をしていますか?また、「楽しい!」「やりがいがある」と感じる瞬間は?
平川さん:フローラルホテルのレストランの料理長をしています。やはり自分は料理人なので、お客様に「おいしかったよ」「またくるよ」と声をかけていただいた時が一番嬉しいです。料理は人に感動を与えるものです。一期一会、またいつ島に来られるかどうか分からないお客様もいらっしゃいますので、いつでも全力投球で包丁を握っています。
福屋さん:ICT支援の仕事をしています。現在は学校で支援を行うことが多いです。現場主義で、学校からの相談には連絡を受けてから30分以内の現地入りを目標にしています。活動中はなぜかストレスを感じることがないので、携帯番号を配りまくって土日も呼ばれれば向かいます。目の前の人の役に立てたときにやりがいを感じます。
行田さん:下城にある芭蕉布工房が主な活動場所で、日々技術習得に励んでいます。あとは沖永良部島の芭蕉布の歴史や資料を調査しています。昔のお爺さんお婆さんが着ていた芭蕉衣を見せて頂く機会が何度かありましたが、痺れるほどに美しくて涙が出るほど感動しました。昔の女性たちが残してくれた技を見ると、自分の手技にも気合が入ります。
Q.沖永良部島に来て印象に残ったエピソードは?
平川さん:「あしじぬ」という言葉、風習に驚きました。法事の際にごはんとしぶい(冬瓜)汁を故人と一緒に食べる…本土には全くない慣習です。
福屋さん:島に上陸して一番に向かったのが西郷南洲記念館。見たかった、知りたかった展示がたくさんあって、2時間経ってもまだ見終わらず。学芸員の方のご配慮で牢に入れてもらい西郷さんとのツーショットを手に入れました。
行田さん:生涯学習フェスティバルの皆さんの作品が素晴らしすぎました。知名町には感性豊かな芸術家さんが多い!
Q.町民の皆さんに伝えたいことやPRしたいことは?
平川さん:和食が専門なので、お声掛けいただければ、家庭でもプロの味が出せるレシピのアドバイスなど行います。お客様のお顔を見て、お話をしながら料理を提供できるような食事処にしたいと思っています。また、和菓子作りも得意なので、島の食材を使った和菓子を研究中です。ぜひ皆さんに食べていただきたいと思っています。
福屋さん:コンピュータを使って学問の楽しさを伝えていきたいです。特に、シニア層の学びをサポートしたいと思っています。何歳からでも楽しく学べることを知ってもらいたい。同じことでも、覚えるまで何度でも聞いてください。お困りのことがあれば、お声掛けください。
行田さん:沖永良部島の芭蕉布を未来に残すべく、情報や資料を集めたいです。皆さんのご家庭に昔の芭蕉衣がありましたら、見せていただけませんか?昔の芭蕉に関する思い出話もたくさんお聞かせください。
―まさに″職人気質〟の平川さん、フットワークの軽さはピカイチの福屋さん、芭蕉布の虜になった行田さん…と個性豊かでとても魅力的な地域おこし協力隊の皆さんをご紹介しました。町でこの3名を見かけた際には、皆さんぜひ捕まえて話しかけてみてください。
