- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県沖縄市
- 広報紙名 : 広報おきなわ 2025年5月号
令和6年4月3日、台湾で発生した地震により、沖縄県すべての沿岸部に津波警報が発表されました。沖縄市でも多くの方が避難をしましたが、車で避難された方も多く、道路が渋滞するなどの混乱も生じました。
また、令和7年3月に南海トラフ地震に関する被害想定が見直され、建物の耐震化や津波からの早期避難など個人で取り組むことができる対策により、被害が大幅に軽減することが見込まれることから、津波避難の方法を改めて確認し「自分の命」「家族の命」「地域の命」をみんなで協力して守りましょう。
・津波ハザードマップ
・南海トラフ地震防災対策(内閣府)
※二次元コードは本紙をご覧ください。
■避難は原則徒歩!!車での避難はやめましょう。
原則として、歩ける方は徒歩で避難してください。車での避難は渋滞が発生する恐れがあり、逃げ遅れる可能性があります。また、緊急車両が通れなくなったり、車で避難が必要な要配慮者等が避難できなくなる可能性があるため、徒歩避難をしましょう。
■より早く、より遠く、より高くへ
時間的猶予がある場合は、安全な指定緊急避難場所や遠くの高台を目指しましょう。
時間がないときはその場で津波避難ビルなどの高い建物へ垂直避難をしましょう。
■声かけ助け合い
お隣の人など避難していない人がいれば「津波がくるぞ!」などの声をかけ避難を促しましょう。
支援が必要な方がいれば、まわりの人達とも協力して避難の支援をしましょう。
■運転中に大津波警報・津波警報が発表されたら…
緊急車両など通行の邪魔にならない場所に車を停め、エンジンを切り鍵は付けたまま徒歩で避難しましょう。
■どこへどのように避難するかを前もって決めておきましょう。
家族で話し合い避難する場所や、避難する際の持ち物、連絡方法等を事前に決めておきましょう。
■警報と注意報の違いをしっかり理解しておきましょう。
◆大津波警報・津波警報
◇津波の高さ
・大津波警報(3m以上)10mを超える場合あり
・津波警報(1m~3m)
◇避難が必要なエリア
・津波避難対象地域
◇取るべき行動
(1)揺れがおさまったら、ただちに避難!
(2)歩いて避難!
(3)「より早く」「より高く」「より遠く」へ避難!
(4)避難したら戻らない!
(5)情報を集める!
◆津波注意報
◇津波の高さ(0.2m~1m)
◇避難が必要なエリア
・海岸堤防等より海側
◇取るべき行動
(1) 海の中にいる方や海上にいる方は、ただちに海から上がり海岸から離れる。
(2)陸上にいる方
・海岸に近づかない
・今後の情報に注意し、警報に備え避難の準備をする。
※指定緊急避難場所、津波避難ビル、津波避難対象地域は、ページ上部の二次元コード(津波ハザードマップ)から確認できます。
■風水害への備え
気象情報に注意しましょう!!
これからの梅雨や台風シーズンに向け、雨や風が強くなる前に家の外と中の備えの確認をしましょう!!
◆家の外の備え
◇側溝や排水溝を掃除する
掃除をして水はけを良くしておきましょう。
◇飛ばされそうな物は片付ける
植木鉢等は、固定するか家の中へ格納しましょう。
◇倒れそうな物を固定する
プロパンガスや庭木などがしっかり固定されていることを確認しましょう。
◇雨戸や網戸は固定する
窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強しましょう。
◆家の中の備え
◇停電への準備
携帯電話の充電大丈夫?
スマホ等は充電しておき、照明器具、モバイルバッテリー等を用意しましょう。
◇水の確保をする
水の備え大丈夫?
断水に備えて飲料水の確保や浴槽に水を張って生活用水を確保しましょう。
◇非常用品を確認する
食料や飲料水、携帯トイレ、懐中電灯や携帯型ラジオ、救急薬品、衣類、貴重品等 目安…3~7日分
◇窓ガラスの対策
カーテンを閉めるなどの対策をすることで、窓ガラスが割れた際、ガラス飛散の軽減に繋がります。
■土砂災害に備える
◆土砂災害から身を守る
危険な場所を点検し、防災情報を収集するなど日頃の備えを万全に
いざとなったら「早めの避難」を心掛けましょう
問合せ:防災危機管理担当
【電話】098-939-1212(内線2046・2047)