- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県渡嘉敷村
- 広報紙名 : 広報とかしき 令和7年5月号
沖縄戦から80年の月日が流れました。
80年前の昭和20年3月28日、私たちの渡嘉敷村が経験したあの悲劇、集団自決は今もなお私たちの心に深く刻み込まれています。戦争の狂気がいかに人々を追い詰め、国難に殉じ理不尽な運命を多くの尊い命が失われ、村の歴史に深い傷を残しました。
今、私たちが平和な日々を送ることができるのは、あの苦しみを乗り越え、戦後の荒廃した島を復興へと導いた先人たちの努力のおかげです。その尊い犠牲に思いを馳せ、私たちは「命どぅ宝」という沖縄の言葉の意味を深く刻まねばなりません。
戦争のない世の中を築くために、私たちは「過去の過ちを繰り返さないために、戦争の記憶を風化させることなく、次の世代へと語り継ぐことが責務で、さらに平和を守る大きな力」となります。若い世代が戦争の歴史を学び、平和の尊さを理解できる、改めて考える環境づくりこそ、戦争のない、誰もが幸せに暮らせる世の中を築くことにつながること
令和7年3月28日
渡嘉敷村長 新里武広
お問い合わせ先:渡嘉敷村役場 民生課 福祉係
【電話】098-987-2322