- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県渡嘉敷村
- 広報紙名 : 広報とかしき 令和7年9月号
■地域おこし協力隊とは…?
都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、おおむね1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受け、地域で生活し、各種の地域協力活動を行う人のことです。
地域おこし協力隊員の活動に要する経費は、地域おこし協力隊に取り組む自治体に対し、国から特別交付税措置があります。
※特別交付税は、受入自治体における取組実績を事後的に調査の上、実績に応じて総務省から自治体に対して交付されるものです。
◎7~8月の活動トピックス[稲刈り、大綱曳き、二期作作付け]
2月5日の播種準備、3月18日の田植え、草抜きを経て、6月29日と30日に一期作目の稲刈りをすることができました。
稲刈り当日は村民45名の他に、沖縄本島や埼玉県からのボランティアさんが集まりました。知念優区長と農家の下地敏之さんの指導の下、鎌で稲を手刈りしました。
乾燥させた藁は渡嘉敷区の皆さんによって大綱となり、7月19日伝統の渡嘉敷大綱曳きに使われました。当日は収穫された新米のおにぎりもふるまわれました。
今年初めて播種から田植え稲刈りまでの稲作を経験することができました。また延べ217名の方々の協力も得られ、コミュニティ田んぼ活動の足掛かりができました。8月17日には二期作目の田植えを行い、11月下旬の収穫に向け皆さんともに活動して行きます。
◎開店準備中![渡嘉敷“IKIGAI(生きがい)”トレーディングポスト]
来春の渡嘉敷村への定住に向け新しい活動を始めます。コミュニティ売店「渡嘉敷”IKIGAI”(生きがい)トレーディングポスト」の開設です。渡嘉敷集落の旧吉浜商店(吉浜文洋さん)にご理解をいただき、8月1日から店舗部分を賃貸し、改修作業をしています。
“IKIGAI”は日本語の「生きがい」が語源ですが、欧州発で世界に拡がっている「沖縄発祥の長生きをするための概念」です。大宜見村の長寿者に聞き取り調査をしたスペインの作家が、「長生きの秘訣は、日々小さな生きがいを持ちそれを実行してゆくことである」と定義しました。渡嘉敷村の元気な高齢者を見ても、皆さん、日々“IKIGAI”を持ち実行しているなあと思います。またトレーディングポストとは「交易所」の事です。
ここでは「無農薬野菜の無人販売所」と「募金型リサイクル品の交換所」を計画しています。「無農薬野菜の無人販売所」は、島の高齢者が栽培した無農薬野菜を外国人旅行者や地元住民につなぐ場所です。「募金型リサイクル品の交換所」は、ゴミとして捨てるのはもったいない物(衣類、雑貨等)を無料で引き受け、必要な方につなぐ場所です。欲しい方は定額の1点100円(仮案)を設置された募金箱を入れていただきます。募金先の団体(◎◎小学校PTA、◎◎青年会、◎◎老人会など)は後日募集いたします。
「渡嘉敷”IKIGAI”(生きがい)トレーディングポスト」の開店は10月を予定しております。コミュニティを繋ぐ売店としてゆきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎Facebook「沖縄県渡嘉敷村 地域おこし協力隊」で島の魅力を発信しています。
問合せ:観光産業課 地域おこし協力隊
【電話】098-987-2323