くらし 町民の声を行政へ地域行政懇談会開催

12月19日(木)20日(金)の両日、地域行政懇談会を開催しました。町民約90が参加し、住みよい町づくりについて質疑応答を行いました。質疑内容の一部をご紹介します。

■防災対策について(津波避難タワー)
令和6年に能登半島沖地震発生や台湾東部沖地震に伴う津波警報発令などがあり、自然災害から身を守る行動、特に初動体制の強化が急務となっています。今後においては、避難タワーを含む一時避難場所の確保等の対策整備を計画していきます。

■バーデハウスについて
令和2年10月に一時閉館となっているバーデハウスですが、観光振興に大きな役割を果たすことができる重要な施設と位置づけています。再整備に向け民間提案型の公募を2度実施しましたが、様々な理由により事業者選定には至っておりません。今後において、第3次観光振興計画においてイーフ地区からバーデハウスまでを観光エリアと位置づけ、観光客向け高単価コンテンツを提供する施設として整備し、令和7年に事業パートナーを選定し整備を進めていく予定となっております。

■幼小中学校適正規模・適正配置について
令和5年度に学校の現状及び小規模化が進むことで発生する課題などの調査研究を行いました。その結果を地域で説明会を行いアンケートを徴取しました。そのアンケート結果等を受けて基本計画を策定し、今後の事業展開を図っていく予定です。

■姉妹都市との交流について
本町では、新潟県十日町市の小学生による相互交流や、佐賀県佐賀市の中学生との相互交流が続いています。またハワイ州ハワイ郡と姉妹都市締結し、高校生の交流もあります。このように姉妹都市や交流都市との交流を継続していくことは勿論のこと、教育文化面での交流のみならず、異分野の交流についても関係団体と連携して取り組んでいきたいと考えています。
▽十日町市
旧仲里村時代から続く全国の「なかさと」の地名がある地域との交流
▽佐賀市
硫黄鳥島の住民の久米島移住を実現させた齋藤用之助氏の出身地
▽ハワイ郡
海洋深層水利活用が縁

■地域行政懇談会の開催方法について
今回の2か所開催から、区長会とのご意見を伺い、多くの町民の方々が参加できるような会の開催方法を検討してまいります。

■町営住宅の整備について
町営住宅整備については、新規建設計画は厳しい状況ですが、島内の住まい対策については、空き家の有効活用や県営住宅整備を沖縄県へ要望しており必要な対策を講じてまいります。