広報ふくしま 令和6年4月号 No.809

発行号の内容
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令和6年度 町政執行方針(1)
3月8日(金)から開催された『町議会定例会3月会議』において、鳴海町長と小野寺教育長より、まちづくりの方針である「町政執行方針」と「教育行政執行方針」が表明されました。 鳴海町長と小野寺教育長が示した方針についてお伝えします。 福島町長 鳴海清春 I はじめに 昭和30年1月1日に福島町と吉岡村が合併し、もうすぐ70周年の節目の年を迎えます。 当時の福島町長工藤福次郎氏と吉岡村長深山久三郎氏の両氏…
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令和6年度 町政執行方針(2)
III 主な施策の推進 次に、令和6年度におけるまちづくりについて、「第6次福島町総合計画」の「5つのまちづくりの目標」の実現に向け、次の重点施策に沿って申し上げます。 1 産業を活性化し、地域資源を活かすまちづくり 燃料をはじめとした物価高に加え、水産物の国内需要の低迷や、長期化しているイカなどの来遊不振などにより、町の基幹産業である水産業および水産加工業にあっては、依然として、大変厳しい状況に…
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令和6年度 町政執行方針(3)
2 次世代を育成し、つながり、学び合うまちづくり 日本の人口は平成20年をピークに、平成23年以降12年連続で減少しており、これに伴い生産年齢人口が減少することにより経済や社会にひずみが生じてくる恐れが懸念されております。 人口減少が著しい北海道の中にあって、とりわけ、当町においては厳しい状況下にありますが、明るい兆しとして、多くの若者が福島商業高校で学びたいと当町に集うこととなっております。 こ…
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令和6年度 町政執行方針(4)
3 福祉・医療が充実し、互いを認め合えるまちづくり かつて我が国では、家族同士の助け合いや地域における相互扶助により人々の暮らしが支えられてきました。しかしながら、日本全体の人口の急激な少子高齢化の到来により、これまで経験したことのない人口減少時代を迎え、急激な時代の変化とともに住民相互の繋がりが希薄化し、地域を取り巻く環境が大きく変化してきております。 地域における多様な課題や支援のニーズに的確…
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令和6年度 町政執行方針(5)
4 生活基盤が安定し、安心安全に暮らせるまちづくり 町営住宅については、引き続き若者・子育て向けの定住住宅整備を進めるとともに、既存の町営住宅についても入居者が安心して暮らせるよう、老朽化に対する計画的な維持・修繕と適正な管理に努め、快適な住環境を提供してまいります。 水道事業については、昨年、断水した箇所の早期復旧を図るとともに、引き続き適切な設備更新と経営健全化に努め、安全・安心な水の供給に努…
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令和6年度 町政執行方針(6)
5 一人一人が協働し、持続可能なまちづくり 地域コミュニティの活動拠点である各町内会館などについては、今年度、白符町内会館の建設をもって一定程度終了する見込みであり、引き続き計画に基づき老朽化が進んだ会館の解体を進めるとともに、各町内会館の適切な維持・管理に努めてまいります。 若者などを中心とした子育て世帯の定住促進を目的とした、定住促進住宅整備プロジェクトについては、脱炭素社会の実現に貢献すると…
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令和6年度 町政執行方針(7)
V むすび 以上、令和6年度の町政執行に臨むにあたり、私の所信を申し上げました。 今年度は、政策の基幹となる第6次福島町総合計画のスタート年となっております。未来につなぐ大切な年でもあります。 町を取り巻く環境は厳しいものがありますが、このような困難な時代だからこそ、人間が本来持っている、共助・公助・自助が重要であり、今、この時代だからこそ、皆で、そして地域全体が助け合い支え合うことが大切だと感じ…
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令和6年度 教育行政執行方針(1)
教育長 小野寺 則之 1 はじめに 令和5年度福島町議会定例会3月会議の開会にあたり、町民の皆さまをはじめ町議会議員の皆さまに、教育行政の執行に関する主要な方針について申し上げます。 当町においては急激な人口減少、少子高齢化が進行している状況にありますが、児童生徒や若者にふるさとに誇りと愛着を持ち、「福島町のために頑張りたい」と思う人材を育成していくことが強く求められています。 小・中・高校のそれ…
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令和6年度 教育行政執行方針(2)
4 学校教育 (1)学力の向上 全国学力・学習状況調査の結果から、福島町の児童生徒の学力は確実に向上しています。今後ともICT教育の充実や、授業改善の取組み、タブレット端末の持ち帰りによる家庭学習の取組みを進め、全ての教科で全国平均を上回るよう努力してまいります。 また、福島町は児童生徒数が少ないことから、一人一人の可能性を引き出す「個別最適な学び」に取組みやすく、さらに地域課題探究学習など「地域…
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令和6年度 教育行政執行方針(3)
5 生涯学習 (1)青少年教育 子どもたちがふるさとに誇りを持ち、豊かな心やたくましく生きる力を育むためには、異世代間の交流などを通じて、郷土の歴史や自然に多く触れる機会を創出していくことが重要であります。 小学生を対象とした「福島学ジュニア」では、千軒地区での自然観察会や縄文土器づくり体験、木育事業のほか、新たに冬の自然体験メニューを企画するなど、郷土の魅力を再発見してもらう体験プログラムを展開…
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令和6年度 教育行政執行方針(4)
7 文化財など (1)歴史文化の保存伝承 文化財は、郷土福島町の歴史、文化などを理解するために欠くことのできないものであり、私たちにはその価値を次の世代へと伝える責務があります。 平成30年に国の重要無形民俗文化財に指定された「松前神楽」については、コロナ禍の影響により記念公演が延期となっておりましたが、10月22日に札幌市で開催されます。 福島町松前神楽保存会も出演しますので、参加について支援を…
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第102号 町長のしごと日記
~元気で笑顔のあふれる福島町を実現するために~ 【子供たちの新たな旅立ちを願う…】 3月、弥生を迎え春の息吹を感じられるようになり、長野県から移植された役場前の高遠小彼岸桜もつぼみが膨らみ始め、日に日に春が近づいて来ている感じがいたします。 3月1日(金)に、福島商業高等学校第70回卒業証書授与式にお招きをいただき、出席をさせていただきました。 私も卒業生の1人ですが、これまで4063…
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吉岡温泉 ゆとらぎ館 4.23(火)グランドオープン!
令和5年5月から建設を進めてきました吉岡温泉ゆとらぎ館が令和6年3月末に完成し、4月23日(火)からの営業を開始する予定です。 休業期間中は、町民の皆さまには大変ご不便をおかけしますが、新しい「吉岡温泉」もこれまで同様にご愛顧いただきますよう、よろしくお願いします。 利用時間:10:30~21:00 ※閉館時間が21:30から21:00に変更となります。 休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)…
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水産種苗生産センターが完成!
昨年3月から着工していた「水産種苗生産センター」が、本年3月に完成し、利用開始しました。 この施設は、福島町の基幹産業である「コンブ養殖漁業」および着業率9割を誇る「ウニ漁業」の生産基盤の向上を図るために整備されました。 これまでは、種苗生産のために、それぞれ別の施設として運営していましたが、運営・生産コストの削減と管理負担の軽減を図り、効率的な生産体制を構築する目的で、ほかの地区でも珍しい複合魚…
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福島町有害鳥獣減容化処理施設完成
令和6年4月に有害鳥獣減容化処理施設の稼働が開始します。 福島町では、エゾシカなどの有害鳥獣による農林業の被害対策として、福島町有害鳥獣駆除員の尽力により多数の有害鳥獣が捕獲されていますが、その解体処理が大きな身体的負担となっております。 当処理施設では、微生物による働きを利用し、科学的に水と炭酸ガスに分解して自然に還すことができる減容化処理装置を国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用して導入してお…
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地域おこし協力隊のふくしま散歩!
地域おこし協力隊 古市 太介 こんにちは。福島町青少年交流センター「新潮学舎」のハウスマスターの古市です。 新潮学舎もおかげさまで2年目を迎えます。関わっている皆さま、いつもありがとうございます。 新年度より新潮学舎で暮らす高校生が現在の5名から26名と大幅に増える予定です。人数が増えると最初のころは自由度が減りますが、まずは決りごとを守ってもらい、親元を離れての生活に慣れてもらう、というのが主眼…
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令和6年度一般会計予算の概要をお知らせします(1)
○各会計の歳入歳出予算 ○令和6年度一般会計の内訳 ・歳入 ・歳出 ■令和6年度の主な事業 令和6年度の主な事業の予算額、事業内容について紹介します。 ▼議会費 5,061万2千円 =健全な町政のかじとりを担うための費用として= ▼総務費 4億5,551万6千円 =共通的な経費などの費用として= ・役場庁舎管理費や一般管理費に 6,550万8千円 ・町広報作成の文書広報費に 251万5千円 ・町有…
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令和6年度一般会計予算の概要をお知らせします(2)
▼衛生費 3億9,297万5千円 =老人保健対策、ゴミ・し尿処理対策や温泉健康保養センター管理費などの費用として= ・ドクターヘリ運航・いきいき健康ふくしま推進事業等に 1,046万0千円 ・出産・子育て応援交付金給付事業費に 601万1千円 ・各種検診・予防接種等の予防費に 2,991万4千円 ・墓地公園管理費などの環境衛生費に 481万6千円 ・火葬場施設の維持管理費に 611万6千円 ・子ど…
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第6次福島町総合計画を策定
自然と人が織りなす“幸せ実感コンパクトな町” ~持続可能なまち「ふくしま」を共に創る~ 第5次福島町総合計画が令和5年度までの期間となっているため、このたび、令和6年度から令和13年度までの8年間の福島町の方向性を示す「第6次福島町総合計画」が策定されましたので、概要をお知らせします。 なお、令和13年度時点の目標人口は2,600人以上を維持するとしています。 計画本体および概要版については、町ホ…
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タウン情報
■道南うみ街信用金庫の創立100周年を記念して 道南うみ街信用金庫福島支店は2月6日(火)に福島幼稚園、8日(木)に認定こども園福島保育所へ訪問し、オリジナル塗り絵のプレゼントや信金のキャラクター「ごめちゃん」と園児の交流を深めました。 また、福島小学校と吉岡小学校の児童たちにも塗り絵を楽しんでもらいました。 このイベントは、2月で創立100周年を迎えた記念事業として、地元の子どもたちに親しみを持…