市報うんなん 2024年4月号

発行号の内容
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くらし
令和6年 市長所信表明(1)
石飛市長は雲南市議会3月定例会の開会にあたり、令和6年度の市政運営における基本的な考え方を述べました。 ■地方創生・人口減少対策の取り組み 人口動態の現状については、ここ近年、人口の社会動態が改善傾向にあり、この間の取り組みが着実に実を結んできています。市の人口減少の大きな要因である松江市、出雲市への流出が、最も大きかった平成29年と比べるとおよそ4分の1に減少しています。特に、30代、40代の子…
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くらし
令和6年 市長所信表明(2)
■市制施行20周年記念事業 本年11月に雲南市が誕生してから20年の節目を迎えることから、さまざまな記念事業を計画しています。 記念事業を開催するに当たり、20周年記念ロゴマークを決定しました。このロゴマークをさまざまな記念事業などに使用することで20周年を盛り上げていく予定です。 また、本年10月に、20周年記念式典を開催する計画としているほか、7月には、全国史跡整備市町村協議会中国地区協議会雲…
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くらし
令和6年 市長所信表明(3)
■「支えあい健やかに暮らせるまち」に関する政策 ◯胃内視鏡検査の実施 胃カメラを用いた胃がん検診について、50歳から69歳までの市民を対象に、一人につき2年に1回、受診できるようにします。この胃カメラで撮影した写真は、島根県が進めるシステムにより専門医などがチェックし、精度の高い検診となります。積極的な受診の検討をお願いします。 ◯介護人材確保対策事業 介護職の人材不足が深刻化していることを踏まえ…
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くらし
令和6年 市長所信表明(4)
■行政経営 ◯令和6年度の組織見直し 直面する行政課題に迅速に対応していくため、組織機構の見直しを行います。 ◆組織機構の見直し ◯JR木次線の利用促進や公共交通の利便性確保に向けた体制整備 ◯すべての妊産婦・こども・子育て世帯の包括的相談支援体制整備 ◯健康推進課と保健医療介護連携室を統合し、健康づくりと介護予防を一体的に推進 「健康づくり政策課」は、地域医療と地域包括ケアの推進を担う「保健医療…
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くらし
第3次雲南市総合計画基本構想(案)がまとまりました
第3次雲南市総合計画は、次の10年間(令和7~16年度)のまちづくりの方針や目標を定める計画です。昨春より、総合計画策定委員会を中心に検討を進め、1月にはタウンミーティング(地区別意見交換会)を開催し、総勢270人の皆さんからたくさんのご意見をいただきました。 これらを踏まえて、10年後のめざす姿(将来像)と、その実現に向けた基本的な考え方(基本理念)を示す「基本構想(案)」をまとめました。 ■[…
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子育て
令和7年度から小規模特認校制度を導入します
雲南市はすべての小・中学校において、地域のひと・もの・ことを活用し、魅力ある教育活動を展開しています。 しかし、大集団での学習や生活になじめなかったり、不安に思ったりする子どもや保護者の中には、教職員の目が届きやすい小規模校で教育を受けたいという思いを持っている方もいます。 また、子どもたちが生まれ育った地域で、慣れ親しんだ人たちの温かい支援と視線の中で学ぶことの教育的意義は大変大きなものがあり、…
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子育て
中学校の「部活動の地域移行」を進めています
市は、すべての生徒がやってみたいスポーツ、文化活動に参加できる受け皿づくりをめざします。 令和4年度より国のモデル事業を受け、部活動の地域移行に向けた検討を始めました。 2年目となる令和5年度は、指導者バンクへ登録いただいた地域指導者の皆さんの協力により、休日の部活動にかわる活動として、地域指導者による「合同部活動(地域クラブ活動)」などを行いました。 令和6年度は、地域指導者とのさらなる連携によ…
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くらし
うんなん日和~まちの話題を紹介します(1)
■〈2/1(木)〉「労働者協同組合※うんなん」設立 労働者協同組合うんなん設立総会が鍋山交流センターで開催され、関係者34人が出席しました。 三刀屋町鍋山地区で活動されている地域自主組織「躍動と安らぎの里づくり鍋山」(以下、躍動鍋山)では、草刈り、除雪、立木の伐採などの地域の困りごとを支援する事業をはじめ、見守りを兼ねた水道検針事業や交通弱者への移動支援事業など幅広く住民主体の地域づくりに取り組ま…
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くらし
うんなん日和~まちの話題を紹介します(2)
■〈2/18(日)〉江戸時代からつづく「餅さし」行事開催 吉田町上山の善福寺(ぜんぷくじ)で江戸時代から続いている「餅さし」行事が行われました。 この「餅さし」行事は、天保11年(西暦1840年)から始まり、今日まで180年も続いている伝統行事で、大小2つ合わせて約43kgの大餅を片手で持ち上げた回数を競うという行事で、市の無形民俗文化財に指定されています。 地域の方をはじめ、市外からもお客さんが…
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くらし
うんなん日和~まちの話題を紹介します(3)
■〈2/25(日)〉第17回雲南神楽フェスティバル 第17回雲南神楽フェスティバルを三刀屋文化体育館アスパルで開催し、市内で活動する10団体が出演し、餅撒きのある「国譲(くにゆずり)」、2団体による「八戸(やと)」、その他多くの演目が披露されました。 会場には約550人が訪れ、出雲神楽の伝統的で荘厳な迫力ある舞を鑑賞しました。 ■〈2/27(火)〉「笑える!政治教育ショー」in大東高校 「『笑える…
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子育て
UCH!雲南コミュニティハイスクール高校生ニュース vol.23
このコーナーでは、日本一チャレンジに優しい教育環境で学ぶ市内高校生の姿を伝えていきます。今回は、高校卒業生と雲南市とのつながりを大切にしていくための取り組みをお知らせします。 市内3高校では、卒業を迎える3年生に対して、先輩卒業生からエールや雲南市から「卒業生応援マガジン newgeneration(ニュージェネレーション)」を贈呈する“卒業生を送る会”が開催されました。 ■卒業生応援マガジンを編…
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健康
雲南病院だより
■「難聴と認知症」 耳鼻咽喉科 統轄副院長 佐野啓介(さのけいすけ) 「難聴と認知症はとても深く関連している」最近有名な海外の医学雑誌にて報告され、私たち耳鼻科咽喉科医の間でも話題になっています。 難聴には加齢や騒音などによって引き起こされ、内耳や聴神経が障がいされる感音性難聴、耳垢や中耳炎などにより音を伝える機能が障がいされる伝音性難聴、両方の難聴が混ざった状態の混合性難聴の3つに分類されます。…
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健康
『自助具をご存じでしょうか?』-食事編-
リハビリテーション技術科 作業療法士 石田 健祐(いしだけんすけ) ■自助具ってなあに? 自助具とは、障がいや病気などによる麻痺、加齢による身体機能の低下を原因とする動作の困難を補うための道具や装置のことをさします。 ■具体的には? 食事・入浴・家事・更衣・排泄・余暇活動など、日常生活のさまざまな場面において、身体の不自由な方の自立を助け、可能な限り自分自身で容易に行えるように補助します。人に依存…
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健康
あなたの健康をサポート♪病院保健師からのちょっと役立つ話
■Vol.24 健診を健康づくりに活かしましょう! 皆さんは、1年に1回、職場健診や人間ドックなどを受けていますか。 健診は、なぜ受けるのでしょうか。 その目的の一つは、身体の異常を早期発見し、治療など早期対応で重症化を防ぐためです。生活習慣病の多くは、進行するまで自覚症状がないので、早期に発見するには健診を受けるのが最も確実な方法です。 もう一つ大切な目的は、健診結果を生活習慣の改善に生かすこと…
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健康
総合診療医が答える「こんな症状や疑問 持っていませんか?」
■第45回:「補聴器は寿命を延ばす?」 このシリーズでは総合診療医が患者さんからいただいた質問をもとに市民の皆さんが困っている症状や疑問について解説します。 先日いただいた質問はこれです。 「耳が聞こえにくくなってきたんですが、補聴器はつけた方がいいですか」 年齢を重ねると、聴力が弱り、難聴になることがあります。最近は、若い方でも、大音量の音を聴きすぎで、難聴になっていることもあり、社会的な問題に…
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しごと
火災避難訓練
3月2日(土)、今年度2回目の火災避難訓練を実施しました。今回の訓練は、雲南消防署や雲南市消防団、病院ボランティアの協力の下、約100人が参加し春季火災予防運動の一環として行われました。大規模火災を想定し、各班に分かれ初期消火の対応や消防機関への通報、本部を設置し無線で連絡を取り現場の状況の把握、病棟からの模擬患者の搬送、逃げ遅れた職員に対しては消防署のはしご車による屋上からの救出活動などを行いま…
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くらし
2月16日(金)雲南市市制施行20周年記念ロゴマーク決定
雲南市は11月1日に市制施行20周年を迎えます。それにあたって20周年記念事業を盛り上げていくための記念ロゴマークが決定しました。 市内に住む18歳以下の方または市内の高校に通う方を対象にロゴマークの募集を行い、357点の応募作品の中から最優秀賞に選ばれた作品を市制施行20周年記念ロゴマークとして決定しました。 そして、雲南市役所で市制施行20周年記念ロゴマークの発表と表彰式を行いました。 表彰式…
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健康
こんにちは、保健師です。(224)
■介護予防の鍵!うんなん幸雲体操を知っていますか? 住み慣れた地域でできるだけ長くいきいきとした生活を送れるように、フレイル(虚弱)を予防する「うんなん幸雲体操」に取り組んでいます。 平成30年度から始まり、令和6年2月時点で市内82ヵ所、総勢979人の方が参加されています。令和5年度には10ヵ所増え、取り組みが広がっています。50代~90代までさまざまな年代の方が参加されています。 ◯うんなん幸…
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健康
こげなことしとーます 研究所うんなん(200)
健康づくりに役立つ情報や、研究所うんなんの活動を紹介! 文:研究員 ■認定スクールトレーナー制度モデル事業 2月2日(金)、市として初めてとなる、「認定スクールトレーナー制度」のモデル事業(主催:雲南市教育委員会、雲南市立病院、身体教育医学研究所うんなん)を、西小学校で開催しました。 「認定スクールトレーナー制度」とは、理学療法士を学校に派遣して、子どもの体力向上や運動器障がいの予防教育を実施する…
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しごと
市内のチャレンジを応援してください!!
■雲南市スペシャルチャレンジ・ホープ制度 市では市内の地域課題解決ビジネスの起業・創業に対しチャレンジ資金を提供する雲南市スペシャルチャレンジ・ホープ事業(以下、スペチャレホープ)を行っています。 スペチャレホープを活用した取り組みを紹介します。 ■佐佐木 瑠美子(ささきるみこ)さん/スペチャレホープ(第5期生) みかた-NET(ネット)(大東町)の佐佐木さんは、発達に特性があり、学校では学びづら…