- 発行日 :
- 自治体名 : 総務省
- 広報紙名 : 現在・未来のくらしに役立つ情報誌 総務省 令和7年12月号
■グビーとモノづくりのまちで 人と人をつないでみんな笑顔に
東大阪市は大阪市・堺市に次いで大阪府内第3位の人口を擁する中核市です。西は大阪市に隣接し、大阪都市圏の一角を担い、暮らしやすさと都市機能が調和したまちです。
市のシンボルは、日本ラグビーの “聖地” 花園ラグビー場。平成3年3月に「ラグビーのまち東大阪」を表明し、ラグビーのもつ「力強さ・たくましさ」「連帯性・団結力」「友情・すがすがしさ」というイメージを生かしたまちづくりを進めています。
◇ラグビーのまち
東大阪市が所有する「東大阪市花園ラグビー場」は、全国高校ラグビー大会の舞台として知られる。地元の小中学生を対象にした教室や、高校OBの交流大会なども開催され、幅広い世代がラグビーを楽しんでいる。
◇モノづくりのまち
製造業の事業所数は全国5位※1、事務所密度(1?あたり107.6)は全国1位※2を誇る。世界的な最先端技術から日々の暮らしに欠かせない技術まで、「東大阪市でつくれないものはない」と言われるほど高い技術を有する企業が集積。
※1 令和3年経済センサス活動調査
※2 令和3年経済センサス活動調査による事業所数4,000 以上の都市で比較
◇歴史のまち
歴史ある神社仏閣なども多い東大阪市。写真の国史跡・重要文化財「鴻池新田会所(こうのいけしんでんかいしょ)」は、江戸時代の豪商・鴻池善右衛門宗利が開発した新田の管理・運営を行った施設。江戸時代中期以降の古建築群や庭園、民具などを見学できる。
◇文化創造館
音響と鑑賞環境に優れた大小のホールを備える市民憩いの施設。市民が持ち寄った本で本棚を埋めていく「まちライブラリー」も人気。
◇ツツジロール(なるかわ園地)
大阪府政100周年事業として整備された自然公園。4月末~5月初旬には、つづら折りの歩道沿いにツツジが咲き誇る。
◇菜の花(恩智川沿い)
近鉄東花園駅周辺を流れる恩智川沿いでは、3月下旬~4月中旬に菜の花が見頃を迎える。桜並木とのコラボレーションも。
◇司馬遼太郎記念館
国民的作家で名誉市民でもある司馬?太郎氏の想いや作品と対話できる記念館。設計は安藤忠雄氏。高さ11mの吹き抜け空間に広がる大書架は圧巻。
◇枚岡(ひらおか)神社(秋郷祭(しゅうごうさい))
河内国一之宮の古社。年末の「注連縄掛神事」は、宮司の笑い声に合わせて参列者が20分間笑い続ける“お笑い神事”として知られている。
◇学生のまち
東大阪市内には、近畿大学(写真)や大阪商業大学、大阪樟蔭女子大学、東大阪大学の4大学をはじめ多くの学校があり、若い力が集まっている。
◇東大阪ジャンクション
阪神高速東大阪線と近畿自動車道が交差するジャンクション。市役所22階の展望ロビーからは、日本夜景遺産にも認定されている美しい夜景を一望できる。
◇五條堂 鴻池(こうのいけ)花火
5種類のフレッシュフルーツを生クリームやこし餡、滋賀県産羽二重餅で包んだフルーツ大福。見た目も華やかで贈答品やふるさと納税の返礼品としても人気。
◇東大阪カレーパン会andトライくん
ご当地グルメとして、ラグビーボールに形が似ているカレーパンを広める活動を推進中。東大阪市マスコットキャラクターのトライくんと連携し、イベントや PR などで盛り上げている。
※写真は本紙をご覧ください。
◎Higashiosaka-City Profile
生駒山のふもとから河内平野にひろがる東大阪市は、大阪府の中央部に位置する。充実した鉄道網と高速道路で都心へのアクセスもいい。昭和42年に布施市・河内市・枚岡市の三市合併により誕生。
令和9年に市制60周年を迎える。
人口:478,379人(令和7年9月末現在)
面積:61.78平方キロメートル
【URL】https://www.city.higashiosaka.lg.jp/
■人がつながり、未来を“つくる”まち
東大阪市は、日本の産業を支えてきた「モノづくりのまち」です。近年は市内26の駅前で週末にマルシェを開くなど、人と人とのつながりを“つくる”ことにも力を注いでいます。また、花園ラグビー場を中心に、障がいの有無や世代を問わず誰もがスポーツを楽しめる環境を整備。市民の健康や幸せを“つくる”活動が広がっています。さらに、子育て支援施策も府内でトップクラスの充実ぶりです。こうした取組が良い循環を生み、転入超過が続くなど、新たな活気がまち全体に広がっています。
東大阪市長 野田義和(のだよしかず)
