健康 【特集】健康づくり(1)

今日の一歩が、未来の自分をつくる。
始めるなら、さわやかな秋じゃない?

函館市の平均寿命と健康寿命※は、全国や北海道と比べていずれも短く、また、がんや心疾患など、生活習慣に関連している病気が市民の死因の約半数を占めています。
「健康に気を付けなくてはならないのは分かっているけど、忙しいし面倒だ。」そんな声をよく聞きます。函館市は令和元年度に官民連携の「はこだて市民健幸大学」実行委員会を組織し、健康づくりに踏み出せない方でも無理なく、楽しくご参加できる健康イベントを開催してきました。
そして今年度、「はこだて健幸プロジェクト」に名称を改め、たくさんの企業・団体からご協力をいただきながら、地域全体で健康づくりに参加できるような基盤整備を進めています。
この特集を読んで、少しでも関心をもった方は、いっしょに健康づくりを始めてみませんか。

※健康寿命とは「健康に生活できる期間」のことで、平均寿命と健康寿命の差は、要介護状態など、日常生活に制限のある「不健康期間」を意味します。

■はこだて健幸アプリ~Hakobit(ハコビット)~
令和4年にリリースされたHakobitは、楽しく運動ができる健康アプリ。おかげ様で総ダウンロード数18,000件を超え、毎年着実にユーザーが増えています。今年度はアプリを改修し、さらに楽しく使いやすく進化。Hakobitで健康づくりの一歩を踏み出しませんか?

◆ユーザーの声(市民健康教室に参加していた方に、お話を聞きました。)
子どもが通う小学校のママ友に誘われて、今年の5月から利用を始めました。ママ友(9人)でアプリ内のウォーキンググループ「ちょbitウォーキング」を結成して、週に1~2回、常に3~4人は集まって五稜郭公園を2周以上歩いています。家にいる日は200歩も歩かないときもあるけれど、皆で集まって歩く日には1万歩を超えます。ハコビットの良いところは、歩数がグラフ化されたり、ランキングで競い合う仕組みがあること。ポイントをためてプレゼント抽選に応募できるのもうれしいです。ハコビットのおかげで生まれてはじめて運動習慣が身につき、感謝しています。これからも運動を続けていきたいです。
(40代 主婦 Yさん)

◆そもそも歩くとどんな良いことがあるの?
群馬県中之条町の住民5,000人の健康状態を長年に渡って調査した「中之条研究」では、一日の平均歩数に応じて予防できる病気があることが分かっています。
また、令和3年度に実施した市民アンケートによれば、函館市民の一日当たりの歩行時間は平均51分で、全国平均の63分を下回っており、市民の平均寿命や健康寿命の短さに影響していると言えます。
いきなり激しい運動をする必要はありません。誰もが実践できて、無理なく健康になれる運動、それがウォーキングなのです!

1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準一覧

◆Hakobitで楽しく健康づくりを!
◇新機能「バーチャルコース めざせ日本一周!全国観光地めぐり」
歩数に応じて地図を進み、通過した観光地の説明やHPを見ることができます。まるで日本一周を旅するかのような感覚でウォーキングを楽しめる新機能「バーチャルコース」は、総距離約9,000km!「自分に続けられるかな?」と思ったそこのあなた!大丈夫です。バーチャルコースに期限はありません。自分のペースで楽しく健康づくりにチャレンジしてみませんか?

王道の観光スポットから、知る人ぞ知る隠れスポットまで、どんな場所に出会えるかは、試してみてのお楽しみに!
(健康増進課 髙橋さん)

◇9/27~10/12開催「10万歩チャレンジandプチ抽選会」
今年度新たに実装された「デジタルギフト配信機能」を活用したアプリイベントを開催します。ルールは簡単。イベント開催期間中に10万歩(一日当たり約6,300歩)を歩くだけです。目標を達成した方のうち抽選で1,000名様にオンライン上で受け取れるデジタルギフトや、生活協同組合コープさっぽろの協賛・協力により、市内店頭で景品と交換できる電子クーポンをプレゼントします。
※詳しくは、別途Hakobit等でお知らせします。

毎年恒例の年度末抽選会も、もちろん開催します!
(健康増進課 笹森さん)

アプリ改修事業はサマージャンボ宝くじの収益金を活用して実施しています。