- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道岩見沢市
- 広報紙名 : 広報いわみざわ 2025年9月号
日本人男性の3人に2人が、女性の2人に1人が、がんになっています。令和6年には4人に1人ががんで亡くなっており、死因の第1位です。日本人におけるがんの要因は、男性の43.4パーセント、女性の25.3パーセントが生活習慣や感染であるといわれています。
がんで苦しまないために、がん予防の生活習慣でがんのリスクを減らし、がん検診を受けて早期発見と早期治療を行うなど、今できることを実践しましょう。
■がんは身近な病気に
岩見沢市の令和5年の死因をみると〝がん〟が24・3パーセントと全体の約4分の1を占めています。また、日本のがんの部位別死亡順位では、男性は肺、女性は大腸が第1位になっています。
・令和6年日本のがんの部位別死亡順位(厚生労働省〝人口動態統計〟)
・令和5年死因の構成割合(岩見沢市)(厚生労働省〝人口動態調査〟)
■がん予防のための〝5つの健康習慣〟
・禁煙する(吸わない、他人のたばこの煙を避ける)
・節酒する(1合を目安に、飲んでも2合まで)
・食生活(1日当たり食塩は男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満、野菜は350グラムと果物200グラム食べる、熱い飲み物や食べ物は冷ましてから)
・体を動かす(適度に運動する)
・適正体重を維持する(太り過ぎ、痩せ過ぎに注意)
○塩分はどれくらい?
・チャーハン 食塩約6.0g
・カレーライス 食塩約4.0g
○野菜は1日に両手3杯分!
両手1杯分で約120g(手ばかり栄養法)
糖尿病や歯周病を予防し、B型・C型肝炎ウイルス、ピロリ菌、ヒトパピローマウイルスなどの感染対策を行うことも発がん予防になります。
■がん検診で早期発見
早期がんを見つけ、適切な治療を受けることで、胃がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がんは90パーセント以上、肺がんは80パーセント以上が治り、がんによる死亡を減らせます。
また、がん検診で〝要精密検査〟と判定された場合、がんを早めに見つけるためにも必ず医療機関を受診しましょう。
早期がんは、痛みなどの自覚症状はありません。症状が出る前に見つける必要があるため、定期的な検診が不可欠です。胃・肺・大腸は毎年、乳がん・子宮頸がんは2年に1回検診を受けることが大切です。
・がん検診でのがん発見数(岩見沢市)
(平成27年度から令和6年度の10年間の累計)
■市が行っているがん検診(健康ポイント対象)
健診日程やがん検診以外の検査などの詳しい内容は、広報いわみざわ5月号折り込みの健診ガイドブックまたは市ホームページをご覧ください。健診の申し込みは、電話または専用サイトで
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問合先:岩見沢保健センター(4西3 であえーる岩見沢3階)
【電話】25-5540