- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道岩見沢市
- 広報紙名 : 広報いわみざわ 2025年9月号
市立総合病院と北海道中央労災病院(以下、労災病院)は、安定した経営基盤の下で持続的に地域医療を提供していくため、令和8年4月1日に両病院を統合し、医療従事者などの医療資源を集約して効率的な病院経営を行います。
今月は、統合後の市立総合病院の概要をお知らせします。
■統合の時期
令和8年4月1日
■統合後の診療体制
現在の市立総合病院の建物を利用し、労災病院は令和8年3月31日をもって〝閉院〟
■統合後の診療科
医師数や専門医の配置見通しを踏まえ、全体で22の診療科を予定
※休診中の形成外科は廃止。
■労災病院から引き継ぐ診療機能
現在、労災病院で実施している三つの診療機能を統合後の市立総合病院でも引き継ぎます。
■統合後の予定病床数
両病院の令和6年度1日当たりの利用病床数(患者数)をベースに、患者の受け入れに必要な稼働病床数を450床(休床34床)とします。
急性期・回復期は、令和6年度1日当たりの利用病床数が306床であるため、統合後は331床で対応します。
ポイント:
・新病院の病棟体制へスムーズに移行できるよう、急性期病棟は7病棟・293床を稼働病床とします
・両病院の回復期患者の需要に対応するため、回復期リハビリテーション病棟38床を設置します
■外来患者は市立総合病院での受け入れを基本とします
令和6年度の両病院の1日当たり外来患者数をベースに統合後の患者数を見込むと1,000人を超える見通しです。特に、内科・循環器内科・整形外科で大きく増えることが見込まれることから、診察室の増設や既存の診察室の有効利用で対応します。現在、労災病院で治療している患者は市立総合病院で受け入れますが、患者数が多い内科は、患者の状態によって市立総合病院への紹介、またはかかりつけ医への紹介を主治医との相談により選択していただきます。
■薬は院内・院外どちらでも受け取れます
労災病院では既に院外処方に移行しており、かかりつけ薬局を決めている患者がいることや、院外処方に完全移行する新病院に向けた準備を進めるため、院外処方を希望できる体制を整えます。
ポイント:
・令和7年10月から統合に先行して市立総合病院で希望者に対して院外処方を導入します
■今後のスケジュール
労災病院の令和8年3月31日閉院に向けて、新規外来患者の受け入れ停止や入院制限を実施する時期などを両病院で協議しており、決まり次第お知らせします。
■統合が病院経営に与える影響
労災病院との経営統合によって、令和8・9年度の2年間で約17億円の収支改善効果が見込まれるため、これを病院事業の経営改善の基本方針となる病院事業経営強化プランに反映しました。
両病院の経営統合や新病院建設に関する情報は、市立総合病院ホームページ、または労災病院ホームページをご覧ください。
問合先:市立総合病院管理課(9西7)
【電話】22-1650