- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道網走市
- 広報紙名 : 広報あばしり 2025年8月号
■ネットの利用方法を見直そう~自分も相手も傷つけないために~
ネットリテラシーという言葉を知っていますか?インターネットの情報を正しく理解し、それを適切に判断、運用する能力のことです。現代の情報社会では、この能力の習得が求められています。
◇インターネットの危険性
インターネットは誰もが自由に情報を発信・受信できる便利なツールです。しかし、匿名性が高いインターネット空間では、時に言葉が凶器となり、人を深く傷付けてしまうことがあります。
近年、インターネットサイトやSNSでの誹謗中傷が社会問題となっています。この1年でも、有名タレントや若手俳優へ浴びせられた心無い言葉の数々は記憶に新しいのではないでしょうか。
◇情報を正しく読む目を持とう
では、現代の情報が溢れている世界で、何に注意をしてインターネットを利用すれば良いのでしょうか?
まずは情報の真偽を見極めるということです。
大手検索サイトに掲載されているニュースでも、発信元が信頼できる組織であるか確認しましょう。そして、その上で同じ内容について書かれている他の記事と照らし合わせてみます。
すると、時に記者の感情や想像で書かれた文章が浮かび上がってくることがあります。そこまで読み取り、正しい情報を得る習慣が、現代社会で生きる私たちには必要です。
◇自分が発信するときには
そして、SNS等で情報を発信するときに大切なのは、それが不特定多数の人の目に触れ、発信した言葉で誰かを傷付ける可能性があるということを忘れないことです。言葉の使い方に十分注意し、デマかもしれない不確かな情報を広めないことも大事です。
インターネットは便利な反面、使い方を誤ると大きな影響を及ぼすことがあります。私たち一人ひとりがネットリテラシーを身につけ、思いやりと責任ある発信を心がけることで、誰もが安心して利用できるインターネット空間をつくっていきましょう。
問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員