くらし 【特集3】アニメand漫画界の巨匠のクリエーションに迫る、過去最大級の展覧会!

会期:7月12日(土)~8月31日(日)
開館時間:9時30分~17時(入館…閉館の30分前まで)
※7月26日(土)、8月26日(火)~30日(土)は20時まで開館
休館日:毎週月曜日
※7月21日(月)、8月11日(月)…開館 7月22日(火)、8月12日(火)…休館
観覧料:一般600(500)円、高大生400(300)円、中学生以下無料
※( )内の料金は10人以上の団体および前売り券の料金
共通セット券:1,300円(苫小牧市美術博物館、釧路市立美術館)
釧路市立美術館の会期は9月13日(土)~11月3日(月)
主催:苫小牧市美術博物館、毎日新聞社
企画制作:MBSテレビ
企画協力:PONTOON
協力:アニメ特撮アーカイブ機構、潮出版社、NHK出版、科学映像館を支える会、Gakken、KADOKAWA、九月社、講談社、スタジオぬえ、創通、中央公論新社、東映、東北新社、バンダイナムコフィルムワークス、文藝春秋
特別協力:HBC北海道放送
特別協賛:株式会社三星
後援:苫小牧商工会議所、苫小牧信用金庫、北海道新聞社、株式会社苫小牧民報社

■展示概要
『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクター、『ネオ・ヒロイック・ファンタジアアリオン』『巨神ゴーグ』などのアニメ監督として知られるほか、『王道の狗』『乾と巽―ザバイカル戦記―』といった日本の古代史と近代史をテーマとした歴史漫画の描き手である安彦良和氏の魅力を存分に味わえる回顧展です。安彦氏の創作の原点となる生地北海道で、圧倒的な画力と壮大なスケールの物語、強いまなざしで描かれるキャラクターたちから、クリエーションの軌跡をたどります。

■みどころ
〔1〕確かな画力に裏打ちされた多彩なイラストと漫画原稿
ポスターの原画や雑誌表紙を飾ったイラストなど、総数800点を超える作品を出品します。卓越した画力に基づく漫画原稿が放つ、流れるような線や色彩の妙は、見る者の目を引きつけます。

〔2〕制作過程を物語る、初公開資料の数々
キャラクター設定の際のラフスケッチ、アニメ制作における絵コンテ、映画ポスターの下絵など、名作が生まれる刹那を伝える原画の数々を出品します。今回の巡回展を機に初めて公開された貴重な資料も含まれます。

〔3〕出生地・北海道時代の資料も公開
北海道遠軽町の中学校時代に安彦氏が授業で使っていたノートを資料として紹介。端正なイラストや文字は、安彦少年の早熟な才能を示すと同時に、その後の創作活動の展開を予見させてくれます。

■安彦良和/やすひこ・よしかず
1947年北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれる。1966年弘前大学入学、学生運動に参加したことから退学となり上京、『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当、『クラッシャージョウ』で劇場版アニメの監督を務め、テレビアニメ作品では自身が原作の『巨神ゴーグ』を生み出す。後にマンガ家に転身し『アリオン』『ヴイナス戦記』『クルドの星』『ナムジ』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』他を精力的に発表。現在『銀色の路-半田銀山異聞-』執筆中。

■担当学芸員からのコメント
本展は、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナーとして知られる安彦良和氏の、創作の軌跡をたどる回顧展です。
安彦氏は北海道で生まれ、アニメーターとしての確かな実績を重ねた後、日本の古代史や近代史を題材とした歴史漫画の描き手としても活躍しています。
今にも動き出しそうなアニメ原画や、現在も筆で描き続けている漫画原稿など、創作の熱量が伝わる貴重な資料を多数展示します。安彦氏の表現力と物語の深さを、ぜひ会場でご体感ください。
美術博物館 岩波 連(いわなみ れん)主任学芸員

■関連イベント
〔1〕ワークショップ「アニメーションをつくってみよう」
連続する絵を描いてアニメーションを作る
日時:7月26日(土) 13時~14時30分
会場:研修室
対象:小学4年生~中学生
定員:15人 抽選
講師:安彦良和氏
申し込み:7月3日(木) 9時30分~10日(木)17時に本紙P.7の二次元コードで

〔2〕講演会「安彦良和、北海道に生まれて(仮称)」
安彦良和氏による講演会
日時:7月26日(土) 17時~18時
会場:研修室
定員:80人 抽選
申し込み:7月8日(火)17時までに本紙P.7の二次元コードで

〔3〕ギャラリートーク「学芸員による展示解説」
日時:8月16日(土)、30日(土) いずれも11時から(40分程度)
定員:なし 直接会場へ
料金:観覧券が必要

詳細:美術博物館
【電話】35-2550