- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年4月号
令和6年12月に実施した「こもれびの杜記念館存続に関するアンケート調査」について、皆さまのご協力により、目標の回収率を達成することができました。
アンケートの調査概要及び主な回答について分析内容を含めて報告します。
よりくわしい報告書については、市のホームページもしくはコミュニティセンター「うたみん」に掲示しています。
[1]調査概要
(1)対象者
・10月末現在18歳以上の在宅の市民 2,183件
・歌志内学園後期課程生徒 25件
(2)発送・回収方法
・市民 令和6年12月23日付郵送、郵送もしくは持参で回収
締め切り日:令和7年1月16日
・歌志内学園後期課程生徒 令和6年12月20日付で学校を通じて配布と回収
締め切り日:令和7年1月14日
(3)回収率
・市民 回答数683件(回答率31.29%)
・歌志内学園後期課程の生徒 回答数12件(回答率48%)
[2]回答内容
□設問5 施設の認知度 回答は675件
□設問6 施設を知っていて見学の有無 回答は503件中
□設問7 施設内を見学したことがあり直近の時期 回答は298件
□設問8 施設内を見学したことがありその回数 回答は305件
□設問9 施設の解体、存続等の是非について 回答は660件。
□設問10~12
施設を残すべきと回答し修復の範囲は135件中、1番目が庭園を含め全体的に修復63.0%。財源は137件中、1番目が市の予算と寄付やクラウドファンディングの両方58.4%。保存方法は135件中、1番目がNPO等民間団体による管理44.5%、2番目が市による管理42.2%。歌志内学園後期課程の生徒は、庭園を含め全体的に修復すべきとの回答1件、財源は、寄付やクラウドファンディングが1件。管理はみんなで協力して管理すべきと回答1件。
[3]分析結果
・今回のアンケート調査に関して、60歳以上のかたがたの関心が高い。
・認知度は高いが、訪問回数は少ない。また、訪問時期も5年以上前である。一方、若年層の認知度は低い。
・保存については、多大な経費がかかるのであれば解体・除却はやむなしと考えている方が4割、部材だけを切り取り保存し、その他は解体・除却と考えている方が3割を超えるなど、合わせて約8割の方が保存は困難と考えている。
・存続となった場合の設問については、敷地全体を修復、保存と望む意見が6割強、保存についてはNPO等の民間団体と市による管理がほぼ同数となった。
※各設問のコメント
・金額の明示がなければ判断できない。
・VR等で記録した方がよい。
・ミニチュアを作成し保存してはどうか。
・歌志内の炭鉱遺産として国や北海道に働きかけては。
[4]結論
今回のアンケート調査は、約3割の市民の皆様から回答を得ることができ、本調査は成立すると判断しています。
修復にかかる経費は、今現在の資材を用いて修繕する場合でも数千万円はかかるとの資料もあり、修復となれば参考となる数値を明示できませんでしたが、修繕より高額となることは確実と判断します。
その中でも、皆さまからいただいた貴重な意見から判断し、教育委員会としては、施設自体は解体・除却とし、一部貴重といわれている部材を残し展示できないか検討することとします。
問合せ:社会教育グループ(教育委員会)
【電話】42-4223【FAX】42-3866【E-mail】[email protected]