- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年4月号
2月21日、歌志内学園(富樫孝行(とがしたかゆき)校長・児童生徒数60人)の3階プレイルームで6年生(7人)と「児童と市長が語る会」を開催しました。
語る会では、児童が研修旅行での思い出や授業の中で決めたテーマ「自分たちにできること、歌志内の魅力づくりと発信」をもとにまとめたスライドを使って発表し、出席した方からの質問に立派に答える姿も見られました。また、語る会終了後には、市長との交流タイムが設けられ、児童からいろいろな質問が柴田市長へ投げかけられました。その内容の一部をご紹介します。
■発表(1) 研修旅行のまとめ
小樽と歌志内の似ているところは、坂が多い、木や森などが多い、坂に家が建っている、昔は鉄道が通っていたことなどです。
小樽と歌志内の違いは、小樽が昔、物流が盛んで栄え、本州へ石炭を運搬していたこと、歌志内は昔、石炭のまちとして栄え、機関車やディーゼル車などが入っていたこと。
研修旅行を通して小樽と歌志内の似ているところ、違うところを学びました。
■発表(2) 歌志内の魅力を探そう
歌志内についてPRしようと思った時に、どんな良いところがあるかなと思いましたが、あまり歌志内を知らないということがわかり、歌志内の魅力を知っている方に炭鉱のこと、鉄道のことを教えてもらったり、ウタピリカさんが作った絵本や地域おこし協力隊の石井葉子さんに歌志内にはどのような植物が生えていて、どのような動物がいるのかを教えてもらい、自分たちのわからない、気づかない魅力があることを知りました。そしてクレパスという画材を使って指で伸ばして描いてみて、とてもカラフルな生物や楽しい生き物が描けました。物語もその後、少し考えてみました。そこから市の魅力のヒントを見つけたり、考えてみました。
■発表(3) 歌志内PR大作戦
歌志内のメリットは、温泉施設が2つあるところ、スキー場があるところ、助成金があって子育てがしやすいところ、自然が豊かで空気がきれいなところなんこが有名で食べ物がおいしいところです。
デメリットは廃墟や使っていない建物が多いところ、買い物をする場所が少ない、働く場所が少ない、人口が少ないところです。
歌志内を紹介する本を作ったり、自慢できるところを動画などでSNSや広報紙に投稿してほしいです。その際、石井葉子さん(地域おこし協力隊)と総合の時間に私たちが描いたキャラクターを使ってほしいです。
■交流タイム
Q.歌志内はどんな人におすすめしたいですか。
A.歌志内は吹雪や地震といった影響が少なく、災害にも強いまちです。そのため災害に強いまちを探している企業におすすめしたいです。また、札幌や旭川まで1時間くらいで行けるという交通利便性も良く、住みやすいまちということをいろいろな方にアピールしていきたいと思います。
Q.歌志内にこれからどんなことやものを追加しようとしていますか。
A.子育て支援などを増やしていくことを検討しています。
現在、市は修学旅行費の無料、給食料無料、7年生のジャージと靴、パソコンの補助、高校に行くときには1万5,000円など、様々な子育て支援を行っています。手厚い子育て支援につながるものはどんどん検討していこうと考えています。
Q.歌志内の未来をどんな風に変えたいですか。
A.歌志内が素晴らしいまちというアピールをしながら、一方では皆さんが修学旅行に行くのと同じで、いろいろなイベントを開いて町内会でもいろいろな活動をしながら、市民の皆さんと仲良く助け合える素晴らしいまちを作っていきたいと思っています。
■市長感想
6年生は現在7名ということで、この教室には児童の皆さんよりも先生方や市の関係者の方が多いと思いますが、皆さんから活発なご意見をいただきました。
歌志内は、昭和23年に約4万6,000人いた人口が現在は2,600人弱と非常に少なくなりましたが、歌志内に住んで良かったと言ってもらえるようなまちづくりをしていかなければならないと思っています。
皆さんからいただいた意見を参考にしながら、市の職員と意見交換を行い、場合によってはそれを議会の皆さんに予算付けや、意見をいただきながらまちづくりを進めていきたいと思います。
研修旅行で小樽のまち並みに感動したと思いますが、歌志内も負けないぐらい感動できるようなまちづくりをしていかなければならないと考えています。
今日は貴重な時間をいただき、皆さんと一緒に意見交換をすることができましたことを本当にうれしく思っています。
どうもありがとうございました。