- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道恵庭市
- 広報紙名 : 広報えにわ 令和7年4月号
■広域の交流軸の強化とは
札幌から苫小牧を結ぶ国道36号、道央自動車道、JRからなる人流と物流の軸である「広域の交流軸の強化」として、主に以下の3点について見直しています(P9図参照)。
(1)必要に応じて土地利用を検討する区域
・西島松地区
恵み野駅と島松駅の半径1km圏内は、コンパクトシティの理念に適合する住宅地を検討
・上山口地区
本市の関係人口増に大きく貢献している「はなふる」の交流・滞留機能の強化を検討
・戸磯地区
広域的な物流・市内外からの通勤の利便性などに恵まれていることに加え、住宅地からの隔離性や、次世代半導体拠点へのアクセス性が高い環境を活かし、工業立地を検討
(2)道路網計画
市内全体の交通ネットワークや拠点間を結ぶ上で必要な幹線道路の整備を検討
(3)レクリエーション系統の配置
西島松地区に、運動・スポーツなどに親しめる健康に配慮した公園緑地の整備を検討
「令和3年版恵庭市都市計画マスタープラン(令和7年改定)」は右QRコードからご覧ください!
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆4つのテーマ別プロジェクト
恵庭市の都市計画マスタープランでは、10年後を目標として、分野を横断し一体的に取り組む「テーマ別プロジェクト」を設定しています。現在は、(1)関係人口を増やす、(2)住む・働く、(3)健康的で活き活きと暮らすの3つの視点に対応したテーマ別プロジェクトを設定。各プロジェクトには、想定される主な施策として、ハード事業、ソフト事業を設定しています。
今回の改定では、設定している3つのテーマ別プロジェクトを包括し、横断的に進めるものとして、「新たな市街地の整備促進プロジェクト」を追加することとしました。
▽4つのテーマ別プロジェクトの想定される主な施策・事業の例
(1)ガーデンシティのブランド力を高めるプロジェクト
▲魅力ある公園の整備、レクリエーション機能の整備・拡充
▲環境配慮型住宅地の誘導
◎地域や近隣市町村と連携した大規模イベント
◎観光振興計画の推進
(2)ガーデンシティライフを実現する職住環境創出プロジェクト
▲低利用地・集合住宅跡地の利用促進
▲田園環境や交通アクセスの良さを活用した土地利用の検討
◎住宅政策・土地政策の推進
◎工業用地の調査検討
◎恵庭市起業誘致基本方針に基づく取組
◎サードプレイス機能の拡充・誘導
(3)賑わいと交流のあるコンパクトシティ推進プロジェクト
▲JR3駅周辺の生活利便機能(公共・商業・医療・防災機能等)の集約と活性化
・恵庭駅周辺・えにあす周辺の機能拡大や利活用(すみれ公園機能拡大やふるさと公園改修等)
・柏陽地区における市営住宅柏陽団地跡地の利活用(複合施設の整備、かしわぎ公園の移設等)
・島松地区における公共機能の集約(島松支所・図書館のJR島松駅周辺への複合化、歩行者空間のバリアフリー化の推進)
◎エコバスの活用
◎JR駅周辺におけるエリアマネジメント
(4)新たな市街地の整備促進プロジェクト
西島松地区:主に住宅地・公園の検討
上山口地区:主に商業系企業用地の検討
戸磯地区:主に工業系企業用地の検討
▲…ハード事業、◎…ソフト事業
※詳しくは本紙をご覧ください。
■これからのまちづくり
今後の恵庭市のまちづくりの方向性は、第5期総合計画や、第3期総合戦略を参考に、これまで進めてきた従来のコンパクトなまちづくりを基本として、恵庭市を取り巻く社会動向の変化に対応するものです。多様なライフスタイルに適した住宅地エリアや企業用地の創出などの「広域の交流軸」の強化を図るとともに、公園緑地の確保など、恵庭の魅力を更に高める取り組みを通じ、水と緑、花に囲まれた豊かな暮らしがあるまち「ガーデンシティの確立」を目指します。
問合せ:まちづくり推進課
【電話】33-3131(内線2331)