- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道恵庭市
- 広報紙名 : 広報えにわ 令和7年11月号
冬期間の救急事故に注意!
冬は除雪作業や外出時の転倒など、積雪による思わぬ事故が増える季節です。
ちょっとした注意で、事故を未然に防ぐことができます。
■転倒事故
・気温の変化で路面が凍結するため、「つるつる路面」に注意!天気、気温を確認し、滑り止め靴などで安全対策を
◆特に注意‼ ~高齢者の転倒~
市内の2024年中の救急出動件数は3,140件。そのうち、65歳以上の高齢者による転倒事故は267件で、全体の約1割を占めています。
高齢化がすすみ、今後も転倒事故や救急要請が増加すると考えられます。転倒による骨折は寝たきりの原因にもなり、その後の生活に大きな影響を及ぼすことがあります。特に北海道の厳寒期は、午前中の凍結路面での転倒が多く発生していますので、十分な注意が必要です。
▽転倒を防ぐポイント
・立ち上がるときは近くのものにつかまり、ゆっくりと動く
・着替えは椅子に座って行う
・歩くときはつま先を少し上げ、小さな段差に注意する
・時間に余裕をもって行動する
■除雪事故
・冬特有の除雪作業時の事故に注意!天気、気温を確認し、安全に配慮して作業を
▽雪下ろし作業時のポイント
・作業前に気象情報を確認し、雪解けによる落雪に注意する
・雪が解けて屋根上が滑りやすくなっている時は特に注意する
・作業は1人で行わず、2人以上で行う
・はしご使用時は必ず固定し、命綱やヘルメットを着用するなどの安全措置を行う
・雪を落とす場所に人がいないことを確認する
▽除雪機使用時のポイント
・安全機構を無効にしない
・オーガ内の雪づまりの時は必ずエンジンを停止する
・整備時は回転部(タイヤ、オーガ)への接触に注意する
■冬の入浴事故
・浴室や脱衣所と居室との温度差により、急激な血圧変動を起こす「ヒートショック」に注意!
◇ヒートショックを防ぐポイント
・入浴前に脱衣所・浴室を暖める(ストーブ・浴室暖房・シャワーで予熱)
・お湯の温度は41℃以下、入浴時間は10分以内で
・急に肩まで浸からず、かけ湯をしてから入浴する
・急に立ち上がらない、長湯をしない
・飲酒後や食後すぐの入浴は避ける
・高齢者や持病のある人には、家族が声かけを忘れずに
・異変に気づきやすくするため、入浴時は「一声かけて」から入浴する
顔が青白い、反応が弱い、ぐったりしているなどの症状が見られたら、直ちに119番通報を!
問合せ先:消防署島松出張所
【電話】36-8439
