- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道伊達市
- 広報紙名 : 広報だて 2025年4月号
この防災ガイドは取り外して保管できます。
◆自然災害に対処するため、事前の確認や準備が必要です。
☑ある日突然やってくる自然災害を避けることはできませんが、適切な行動によって、身を守ることができます。皆さんが、どれだけ備えているかをチェックしてみましょう。
▽自分自身での備え
□ 地震や噴火などの自然災害について知っていますか。
□ 災害が起きたときに、どのように行動すればよいか知っていますか。
▽自宅での備え
□ 非常用持出品や非常用備蓄品を準備していますか。
□ 家具や家電製品の転倒を防ぐ対策をしていますか。
□ 家具や棚の上から物が落ちてこないようにしていますか。
□ ドアの周りに物を置いていませんか。
□ 断水時のために、給水袋などを用意していますか。
□ 車の燃料は常に半分以上残っているようにしていますか。
▽家族との備え
□ 家族で災害時の連絡方法や避難方法について話し合っていますか。
□ 自宅の場所は被災する危険があるか確認していますか。
□ 自宅近くの避難所や避難経路を確認していますか。
◆対応策 地震・津波
▽日頃からの備え
・家具を突っ張り棒や金具で留めて固定しましょう。
・ドアなど出入口の近くに、家具や物を置かないようにしましょう。
・靴底が厚手のスリッパを準備しておくと、割れたガラスが床に散乱したときに、安全に移動できます。
・自宅などの建物やブロック塀が地震で崩れないか確認しておきましょう。
▽地震や津波が発生したら
・「物が落ちてこない・倒れてこない・揺れで移動するものがない」場所で揺れが収まるのを待ちましょう。
・コンロの火を消すなど、火の始末をしましょう。
・津波が発生するおそれがある場合は、すぐに高台などなるべく高いところへ避難しましょう。
・津波が到達してからも、さらに次の波が押し寄せる可能性があります。津波に関する警報が解除されるまで、高台にとどまりましょう。
・物の下敷きになって助けが必要な場合、周囲に落ちているもので壁などをたたき、音で居場所を知らせましょう。
・避難するときは、火災を防ぐためブレーカーを落とすようにしましょう。
確認、よし
◆対応策 噴火
▽有珠山の噴火
有珠山は30年程の周期で噴火していて、噴火前に地震や地割れが発生します。特に地震は、断続的に発生し、噴火が近づくにつれて揺れが大きくなり、発生する間隔が短くなります。そのような予兆が現れたときは、すぐに避難できるように準備しましょう。
▽火山灰への対策
健康被害を防ぐため、窓やドアは全て閉めるなど家の中に火山灰が入らないようにしましょう。
外に出るときは、マスクやゴーグルを装着し、長袖・長ズボンを着用しましょう。
◆対応策 雪災
▽日頃からの備え
・暴風雪によって道路の通行止めや停電が発生することがあります。食料品などの備蓄と合わせて、十分な防寒具や灯油ストーブなどの電気を使わない暖房器具を備えておきましょう。
・車の運転中に暴風雪で立ち往生することがあります。車の中に除雪用のスコップ、暖をとるための防寒着や毛布を備えておきましょう。
・屋根に積もった雪を除雪するときには、ヘルメットと命綱を装着して、2人以上で行いましょう。
▽被害に遭わないために
・暴風雪が発生するおそれがある場合は、外出を控えましょう。
・積雪や落雪で出入口や暖房機の吸排気口がふさがれないように、小まめに除雪しましょう。
・車の運転中には、風で舞い上がった雪などで視界が白く遮られるホワイトアウト現象が起きる可能性があります。一度駐車場などに停車して、天候の回復を待ちましょう。また、車内の換気に注意し、マフラーが雪でふさがれないように小まめに除雪するか、エンジンを切りましょう。
・山間部では、雪崩が発生するおそれがあります。斜面には近づかないようにしましょう。
◆対応策 土砂災害
▽日頃からの備え
・雨が降り続いたときや地震が発生したときは、斜面に近づかないようにしましょう。
・自宅付近に土砂災害が発生するおそれのある場所がないか確認しておきましょう。
・土砂災害が発生するおそれがある場合は、気象庁から「土砂災害警戒情報」が発表されます。しかし、土砂災害の危険を感じたときはすぐに自主避難をしましょう。
・屋外に出るのが危険な場合は、崖や沢から離れた方に、また、なるべく高い位置にある部屋に避難しましょう。
▽風水害・土砂災害での警戒レベル
警戒レベル3以上の避難情報は、気象庁が発表する警戒レベルや市内の状況などをもとに市が発表します。実際の避難情報や避難所情報などは、市が発表する情報をご確認ください。
情報の確認については、裏表紙をご覧ください。※市公式LINEがおすすめです
◆対応策 風水害
▽日頃からの備え
・風で飛ばされそうなものは、風の影響を受けない場所に片付けましょう。
・風水害が発生したらどのように行動するか、事前に家族と相談しておきましょう。
▽風水害が発生する前に
・自宅の浸水が予想される場合は、家財や家電製品を2階や床よりも高い位置へ移動させましょう。
・コンセントは感電のおそれがあるので、あらかじめ抜いておきましょう。
・風水害が発生してからの避難は非常に危険です。自分の住む地域かそれより上流で豪雨や長雨が続いている、川の流れが速くなり水が濁ってくるなど、風水害の予兆を感じたときには気象情報を小まめに確認し、いつでも避難できるように準備しましょう。また、川には絶対に近づかないようにしましょう。
▽風水害が発生したら
・歩いて避難できる水位は50cmより低く、流れが速くない場合のみです。避難できないときは、自宅の2階など、できるだけ高いところで救助を待ちましょう。
・冠水している場所を歩くときは、ひもで締められるタイプの運動靴を履いて、傘などで足元を確認しながら歩きましょう。