くらし 新年のごあいさつ 知内町議会議長谷口康之

新年あけましておめでとうございます。議会を代表しまして謹んでご挨拶申し上げます。
町民の皆様方におかれましては、輝かしい新春を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。また、平素より本町議会に対しまして、温かいご支援とご理解を賜り、議員一同、深く感謝とお礼を申し上げる次第です。

私は、昨年4月の臨時会(町議会議員選挙後の初議会)で議長という大役を仰せつかりました。その職責の重さを認識しつつ、公平公正な議会運営を目指し、微力ではございますが、誠心誠意努めてまいります。新年を迎えるにあたり改めて町民の皆様と議員各位のご指導とご協力に感謝とお礼を申し上げます。

昨年1月1日に発生しました「令和6年能登半島地震」では、多くの尊い命が犠牲となり、現在も多くの皆さまが避難生活を余儀なくされております。ここに、被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、被災地域の皆さまの安全確保と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、本年は第2期西山町政の折り返しとなりますが、知内町においては人口減少や財政状況の厳しさが増す中、町政運営の重責を担っていただいていることに対しまして、改めて敬意を表する次第であります。町議会としても、知内町の抱える課題等について、町と十分に議論を重ね、町民から理解を得られる様なまちづくりを進めていきたいと考えています。
世界情勢は、昨年に引き続きウクライナ情勢の悪化や、パレスチナ問題の影響により、原油の高騰から電気・ガス等のエネルギーや食料品を中心とした価格の高止まり、また円安による追い打ちが、すべての産業経営・家計等へ大きく伸し掛かり、国内外ともに疲弊続きの1年であったと思います。
本町議会といたしましても、議員一人ひとりが職責を果たし、万全な対策が講じられるよう、また、疲弊する地域経済に対して効果的な支援策が施されるよう本町議会で議論を深め、町に対する働きかけをさらに強めていきたいと考えております。

昨年の本町議会を振り返ると、3月に任期満了に伴う議員選挙があり定数10名に対し候補者が10名と無投票とはなりましたが、昨今、全国の他自治体での議会議員選挙では定数割れとなることが多いことから、本町においては町政や議会への関心がある町民が一定数いるものと前向きに捉えて良いのではと感じている次第であります。

また、「おしゃべり議会カフェ」については、これまでに21回の開催をしており、昨年は既に3回を開催し、沢山の方々にご参加をいただきました。12月は産業団体の後継者や若手経営者等を対象に開催し、参加者から沢山の貴重なご意見をいただきました。それぞれの懇談では、町政に対するご意見のほか、本町議会に対する厳しいご意見もありました。本町議会としても、町民からの声を直接聞くことのできるこの機会を大事にしていこうと考えており、本年も開催を予定しておりますので、今後も多くの町民の皆様にご参加いただき、ご意見ご提言を賜りたいと思います。

町内の中高生を対象とした事業について、中学生議会は、対象学年を中学3年生から2年生へと変更し、一般質問形式により1月下旬頃に行うこととしております。また、高校3年生を対象とした「知高生×議会」は、1月下旬にグループワーク形式で行う予定となっており、生徒と議員による意見交換及び交流を図ることとしています。

本町議会の活動状況を広く町民の皆さまに知っていただくため、議会の会議の様子をインターネットで配信しておりますが、今後も引き続き、ご利用下さいますようお願い申し上げます。

地方を取り巻く行財政環境は厳しい状況にあり、本町にとっても厳しい状況にありますが、私たち議員は、地域住民の代表として、自らの責務と役割の重大さを認識しながら、議会の自主性や自律性を高めるなど、地方自治の確立に向けて鋭意努力を重ねてまいる所存であります。

本年も、町民の皆さまの変わらぬご理解とご支援、そして、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。結びに、この一年が町民の皆様方にとりまして、幸せで実り多い年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。