- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道上ノ国町
- 広報紙名 : 広報かみのくに 令和7年4月号(No.764)
■自然と地域の恵みを体感!1年の集大成となる発表会
2月21日(金)、河北小学校で『令和6年度さとほる発表会』が開催され、児童たちが生活科および総合学習の授業を通して1年間学んだ内容を発表しました。
1年生・2年生は自分たちで野菜を育てて収穫・調理して学んだこと、3年生・4年生はジャガイモとサツマイモについて実際に栽培から調理までの体験も含めて勉強したこと、5年生・6年生は当町における林業の昔と今を調査・実験して学んだことをまとめ、堂々と話していました。
ユーモアもありながら分かりやすくまとめられた発表に、観覧した保護者たちは大絶賛でした。
■未来を見据えた地域探究学びの成果を発信
2月26日(水)、上ノ国高校で第1学年の地域探究学習成果発表会が行われ、約15名が参観しました。
生徒たちは3つのグループに分かれ、各研究テーマをもとに1年間調査を進めた結果や感想を発表しました。
交流の場の創出や町の活性化などを目的とした上高カフェおよびeスポーツイベントの実施、観光客誘致を図るSNSを活用した町の魅力発信を通して得られた学びが多く、次年度の地域探究学習ではさらに学びを深めるために地域の方と関わりながら学習・調査をしていくとのことです。
■災害に備える第一歩!湯ノ岱町内会で実践講習会
3月8日(土)、湯ノ岱地区複合施設にて、湯ノ岱町内会が『救命・応急処置講習会』と『災害備蓄品試食会』を開催し、約30名が参加しました。
講習会では、上ノ国消防署の救急救命士がAEDの使い方や応急手当の注意点を説明しました。
参加者たちは、交代で人形を使った心臓マッサージやAED操作を実践し、汗をかきながら熱心に取り組んでいました。
講習会の後には、期限が近い災害備蓄品を活用した試食会も行われ、鈴木町内会長は「今日の経験を地域全体で情報共有していきたい。」と語りました。
■まちを元気にするエビかご漁を体感!
3月10日(月)、エビかご漁を操業している市山昭義船長(字汐吹)の幸徳丸へ乗船し、取材をさせていただきました。
道の駅上ノ国もんじゅや地域の飲食店、遠くは東京の豊洲市場へと出荷されるエビを朝早くから熟練の作業で梱包していきます。
その後は漁へ向かい、漁場へ着くと漁師さんたちは、阿吽の呼吸でエビかごを回収・設置していました。
市山さんは、「漁師は、危険を伴う仕事だが、自分たちのエビを待っている人たちがいる。その人たちのために、皆が頑張っている。」と話していました。