文化 青苗遺跡を発掘調査しました

4月28日~5月4日、福島大学考古学研究室(代表:菊地芳朗教授)による青苗遺跡の発掘が行われました。これは一昨年から3カ年にわたり行われたもので、今回の調査が最後となりました。奥尻町と町教育委員会では発掘調査に全面協力する形で、青苗遺跡の全容解明を目指しました。
町指定文化財となっている勾玉が出土した地点のすぐ近くを掘ることで、勾玉の所有者が誰であったか手がかりを探したところ、擦文時代の中期~後期頃(10世紀~11世紀)の土器がたくさん出てきました。
出土品は一度福島大学に持ち帰って整理作業を行い、今年度末に報告書として刊行される予定です。どのような結果になるか楽しみですね。