くらし 『花一会図書館』からこんにちは

■新刊の紹介
▽小説・エッセイ
正体(映画化)/染井為人
人魚が逃げた/青山美智子
その時鐘は鳴り響く/宇佐美まこと
彼女が探偵でなければ/逸木 裕
ナチュラルボーンチキン/金原ひとみ
うそコンシェルジュ/津村記久子
コンビニ兄弟4/町田そのこ
虚の伽藍/月村了衛
最後の夏は、きみが消えた世界/九条 蓮
こぼれ落ちる欠片のために/本多孝好
世界のすべて/畑野智美
五葉のまつり(時代小説)/今村翔吾
私の最後の羊が死んだ(エッセイ)/河崎秋子

『バタン島漂流記』西條奈加 著(光文社)
今の私たちに、十人を乗せて外洋を渡る木造船を斧一本で造ることはできるだろうか。江戸時代初期に実際にあった遭難事件を基にした本作は、極限の中で最後まで諦めなかった男たちの壮絶なサバイバルを描いている。決着まで目が離せない。
(蘭越町 笠井三葉留)

▽歴史、科学、実用書、芸術等
情報洪水時代の歩き方 メディアを賢く消費する「情報リテラシー」/大野 伸
「わかりやすさ」を疑え/飯田浩司
女子のコミュ力/小田桐あさぎ
歴史学はこう考える(新書)/松沢 裕作
蔦屋重三郎 時代を変えた江戸の本屋(別冊太陽)/鈴木俊幸監修
地図でスッと頭に入る中国/ヤンチャン監修
東京ディズニーランドパーフェクトガイドブック2025/ディズニーファン編集部編
世界の果てまで行って食う 地球三周の自転車旅/石田ゆうすけ
動物と自然に感動する地図帖 地球も生物もすごい!と驚く100テーマ/マイク・ヒギンズ
DD(どっちもどっち)論「解決できない」には理由がある/橘 玲
知っているようで知らない物価のしくみ イラスト版/斎藤太郎、木下智博監修
本当のお金を手に入れるお金の大学 改訂版/両@リベ大学長
自分の親に読んでほしかった本 子どもとの関係が変わる/フィリッパ・ペリー
物語のある月の図鑑/ペズル
透析を止めた日/堀川惠子
老害脳 最新の脳科学でわかった「老害」になる人ならない人(新書)/加藤俊徳
みんなが知りたい意識障害がわかる本/加藤庸子、黒岩敏彦監修
すごい股関節/中野ジェームズ修一
至高の鍋 黄金の配合つゆで〆までおいしい一生モノレシピ/リュウジ
新しいジェルネイルの教科書/小笠原弥生
いちばんやさしい「デニムリメイク」 使わなくなったジーンズが素敵に変身!/Patch-Work-Life
着物入門 初めてでもよくわかる!基礎知識/世界文化社
現代アートがよくわからないので楽しみ方を教えてください/鈴木博文
地図なき山 日高山脈49日漂泊行/角幡唯介
「幸せ」を背負って 積雪期単独北海道分水嶺縦断記/野村良太
はじめてのゴルフルール/小山 混
やさしい日本語ってなんだろう(新書)/岩田一成
戦争は女の顔をしていない5(戦争マンガ)/小梅けいと
夫がわたしを忘れる日まで(コミックエッセイ)/吉田いらこ
45歳〔独身〕、どんな感じ?(コミックエッセイ)/森下みえこ
実録保育士でこ先生4(コミックエッセイ)/でこぽん吾郎

『アラシ 奥地に生きた犬と人間の物語』今野 保 著(山と渓谷社)
約百年前の北海道の山奥で実際にあった四編の物語。語られるどの犬も、人間との深い絆と愛情で結ばれている。
そこにはペットという概念ではなく大自然を共に生きる者同士、種を超えた魂の共鳴があるのだ。別れの場面は胸が熱くなる。ちなみに我が家の猫は呼んでも来ない。
(蘭越町 笠井三葉留)

▽寄贈
東山魁夷 第二巻 風景遍歴二(画集)/東山魁夷
藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色(画集)/藤田嗣治
(新刊情報は、花一会のHPまたは館内の図書検索機でもお調べいただけます。なお、入荷が遅れる場合がありますので御了承ください)

■今月の展示
「花一会スタッフ2024年この3冊」「本の福袋」ほか

■花一会HP・SNS
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※二次元コードは本紙をご覧ください。

■司書さんのこぼれ話
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年の十二支は「巳(み)」。ヘビです。「ヘビが出てくる本」は児童書にも多くありますが、私が最初に思い浮かべたのはトミー・ウンゲラーの絵本『へびのクリクター』(文化出版局)。フランスで暮らすご婦人の元に、遠くに住む息子から一匹のヘビが贈られてきます。ご婦人は驚きますが、ヘビに「クリクター」と名付けて大切に育てます。ストーリー自体はシンプルですが、優しい雰囲気と柔らかな色調で描かれた絵がとっても素敵。現実のヘビは苦手という人でも、かしこく親切なこのヘビは好きになること間違いなし。