- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道ニセコ町
- 広報紙名 : 広報ニセコ 令和7年12月号
◆ニセコルールを支える雪崩情報
1994(平成6)年から各スキー場へ雪崩に関する情報提供を開始し、ニセコルール制定時からルールの運用を支えているのが、ニセコ雪崩調査所所長の新谷暁生さんの「ニセコ雪崩情報」です。
新谷さんはシーズン中、毎朝、気象状況や実際の山の雪質確認、各スキー場のパトロールのみなさんからの情報、これまでの経験値といった、あらゆる情報と知識から雪崩情報を執筆しています。こうして執筆された雪崩情報は、翻訳され、配信されます。そして、各スキー場の掲示やアプリを通して滑り手へ届き、誰もが見ることができます。
毎年100号以上配信される雪崩情報は、気象状況のほか、注意すべきことや滑り手の安全を気にかける言葉がつづられています。その多くは「良い一日を」の言葉で締めくくられ、新谷さんと滑り手の信頼関係、ニセコの山を安全に楽しんでほしいという新谷さんの思いがうかがえます。
◆ニセコルール「ロープをくぐってはならない」
(1)スキー場へは必ずゲートからでなければならない。
(2)ロープをくぐってスキー場外を滑ってはならない。
(3)スキー場外では、安全に滑走するために、ヘルメットと雪崩ビーコンの装着が最低限必要と考える。
(4)ゲートが閉じられている時はスキー場外に出てはならない。
(5)立入禁止区域には絶対入ってはならない。
(6)小学生のみのスキー場外滑走を禁止する。
補足:
・スキー場外での救助捜索には費用(最低10万円)が請求される。
・上記ルール違反者はリフト券の没収、販売停止などでスキー場利用を拒否される場合がある。
・事故は吹雪など悪天候時に多く起こる。知識や技術、道具を過信しないこと。常に用心すること。パトロールの指示に従うこと。亀裂転落、立木衝突に注意。雪山に100パーセントの安全はない。
・ニセコ雪崩情報は地域の公式情報でありニセコ雪崩調査所が独自の手法で当日の危険を予測している。
・雪崩ビーコン、プローブ、ショベルの携行を強く勧める。これらの道具は万一の時にあなただけではなく仲間の命も救えるかもしれない。
