文化 ふるさと探訪

■町のシンボルマーク初代と2代目 504回
▽本町役場徽章(きしょう)…1916(大正5)年4月5日制定
倶知安村に町制が施行されて倶知安町となった1916年、「本町役場徽章」が制定されました。徽章とは、身分や所属を示すシンボルマークで、倶知安町ではこの徽章のデザインが町章の代わりとして用いられました。「倶」の文字を囲む円形の「北」を中心とし、その外側に雪の結晶を象徴する六角形のデザインが施されており、開基100周年記念による町章制定まで使われました。

▽倶知安町章…1991(平成3)年7月1日制定
開基100周年を記念して制定された現在の町章は、雪の結晶と羽ばたく鳥のイメージを組み合わせ、倶知安町の頭文字「K」を図案化したもので、結晶の重なりは「ふれあい」を、羽ばたく鳥は「飛躍と躍動」を表現しています。シンボルカラーであるブルーには「未来への発展と希望」が込められています。デザイン全体は「希望をもって未来へ羽ばたき発展・躍動するふれあいの町、倶知安」を象徴しています。

文:紺谷貴之(倶知安風土館学芸補助員)