- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道泊村
- 広報紙名 : 広報とまり 令和7年5月号
喫煙や受動喫煙は、喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の発症や悪化に関係し、がん・心筋梗塞・脳卒中などの多くの疾患との関連が明らかになっています。ご自身の健康はもちろん、ご家族や周囲の人の健康を守るために、禁煙について考えてみましょう。
〈タバコの害〉
タバコの煙には約5300種類の化学物質が、その中には約70種類の発がん物質が含まれています。これらの物質は、喉など煙として直接触れる場所だけではなく、タバコを吸うとすぐ肺に届き、血液を通じて全身の臓器に運ばれ、様々な疾患のリスクになるほか、DNAを傷つけることで細胞をがん化する原因になります。
〈加熱式タバコの危険性〉
加熱式タバコは、「健康への害は少ない」という期待から、使い始める人が多くいますが、さまざまな研究から、そうではないことがわかってきています。加熱式タバコは、加熱させることでニコチンを発生するタバコなので、ニコチン依存は軽減せず、多くの有害物質を体に取り込んでいることに変わりません。
〈タバコは、禁煙を最終的な目標に〉
主ながんの種類や病気ごとの喫煙者の非喫煙者に対するリスクをみると、タバコを吸っている人はがん発症や死亡のリスクが高いことがわかります。禁煙で得られる健康効果は、いつやめても得ることができます。タバコをやめることに遅いことはありません!(早期であれば吸っていない人と変わらない健康状態まで戻るといわれています。)
引用:国立がん研究センター「多目的コホート研究の成果2016年12月」
〈がん検診を受けよう〉
がんは、早期には自覚症状がありません。定期的に検診を受けることが大切です。
・上記検診を希望される方でまだ予約していない方は、2次受付させてもらいますので、すぐお申込みください。
・個別検診も受けられます。希望される方は上記お申込み先までご連絡ください。