その他 地域おこし協力隊活動レポート(3月で卒業する隊員より)

■籾木隊員(R2.4~R7.3)
令和2年4月、新型コロナウイルス感染拡大の真っ只中に着任。余市町初の地域おこし協力隊員として、余市観光協会支援員の活動を開始し計5年にわたり活動しました。着任後すぐ大変な状況にあった町内飲食店を支援するため、昼食テイクアウトを推進する「助け愛テイクアウト」を企画。多くの方に町内飲食店のお弁当を味わっていただくことができました。
観光協会支援活動としては、GOTOトラベルなどの全国旅行支援事業事務、物販店舗での新商品開発を手掛けたほか、道内メディアにおける余市町のPR番組の企画・制作協力を行い、売上向上に貢献しました。
コロナが落ちついてからはさっぽろテレビ塔やチカホ等の札幌市内から鹿児島県などの物産展にも積極的に参加しました。卒業後の4月からは、余市観光協会職員として引き続き新商品開発や物販店舗の新事業企画に取り組む予定です。これからも地域振興に全力で貢献します!

■實田隊員(R3.4~R7.3)
平川ワイナリーで研修しながら、毎週金曜に駅前にあるバー「Y’n」でソムリエとして4年間活動しました。定期的なワイン会などで余市町のワインの美味しさを伝えたほか、町外では小樽、東京、関西、沖縄などでイベントを開催。幅広い地域・年齢の方に町の魅力をPRしました。
こうした活動の傍ら梅川町に農地を買い、昨年からワイン用ブドウを育てています。農家やワイナリーの先輩方に助言をいただきながら、ワイン造りを目指しています。また飲食店「ワイン、ときどき豚」を開業。地元ブランド豚を使った料理がメインですが、より地元食材に焦点をあてたメニュー展開を考えています。海の幸や山の恵みが豊富な余市で地産地消を進め、町の魅力を発信していきます。
町内には気軽にワインを楽しめる店がまだ少ないと感じています。将来は、親しみ易い「焼き鳥とワイン」や「魚介とワイン」などの店を開くのが夢です。今後も余市にいますのでよろしくお願いします!

■高松隊員(R3.5~R7.3)
令和3年3月よりシドニーから余市町に移住し、地域おこし協力隊のワイン産業支援員として同年5月より研修先のドメーヌタカヒコにて、ブドウ栽培とワイン醸造を学びながら活動してきました。
活動内容としてはマスターソムリエとして余市町のワインを海外へ向けての発信や輸出、国内でのPRイベントでサーヴするなど、国内外に向けたプロモーション活動を通じて余市町のワインの認知度を高め、地域の活性化につながるよう、従事してきました。
今後は余市町に定住し、自身の畑を購入してワイナリーを設立する予定です。自社で栽培するブドウの品種としてはシャルドネのみで最高品質のワイン作りを目指していきます。地域おこし協力隊として培った経験を活かし、地域の発展に貢献しながら、余市町産のワインの魅力を広めていきたいと考えています。

■田口隊員(R3.10~R7.3)
令和3年10月に余市観光協会に着任し、ECサイトのリニューアル、自転車を観光コンテンツとして活用するサイクルツーリズムの立ち上げ、町独自の格子柄「Yoichi(余市)タータン」の商品開発、ブランディングなどを担当しました。
前例のないことを形にする作業は大変なこともありましたが、様々な出会いに恵まれ、町民の皆さまと交流する機会も多く、色濃く楽しい日々でした。特にタータンの商品開発では町内のクリエイター、余市養護学校や社会福祉事業所の皆さんと協力して1年程の間に20種以上の商品を開発。その取り組みが話題になり道庁から表彰されたのですが、皆さんから「りえさんが居たからここまで来られた」と言葉を頂いた時、胸が熱くなりました。
家族と仕事の事情により任期終了後すぐの定住は難しくなりましたが、土地探しは継続中。これからも皆さまとの交流を大切に、余市町と北海道の発展に貢献していきます!

問合せ:政策推進課政策調整係
【電話】21-2117