- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道由仁町
- 広報紙名 : 広報ゆに 2025年11月号
11月14日は「世界糖尿病デー」です。インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、世界にひろがる糖尿病の脅威に対応するために、1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定しました。
現在、全世界では5億3700万人、成人の10人に1人が糖尿病といわれており、日本でも、2019年国民健康栄養調査で「糖尿病が強く疑われる」人の割合が、男性19.7%、女性10.8%と、2009年以降でもっとも高く、糖尿病対策は重要な課題となっています。
由仁町の令和6年度の健診結果で、糖尿病診断の指標であるHbA1c値(過去1~2か月の平均血糖)の分布では、6.5%以上の人が11.7%おり、世界と同じく10人に1人が糖尿病または糖尿病が強く疑われる状態でした。

糖尿病は、インスリンが本来の働きができないことで、慢性的な高血糖が続く病気です。インスリンは、すい臓から分泌され、血液中の糖を肝臓や筋肉、脂肪細胞に取り込み血糖値を一定の範囲にする唯一のホルモンです。
そのため、インスリンが本来の働きができなくなると、高血糖となり、全身の細胞に糖がくっつき、眼の網膜の変化や腎臓の機能低下、神経障害の合併症がおこるほか、脳や心臓をはじめとする全身の血管で動脈硬化が進んでいきます。
自分が糖尿病のどの段階に該当するか、そして次の段階に進まないためにはどうしたらいいかを確認するため、年1回の健診受診をおすすめします。
■健診日程

問合せ:保健福祉課保健予防担当
【電話】0123-83-4750
