くらし 栗山で輝くヒト・モノ・コトをクローズアップ きらり☆くりやま

前田菓子舗の歴史

◆昔ながらの味を守り続ける想い

▽親子三代が紡ぐ栗山のお菓子屋さん
商店街の一角にある前田菓子舗は「まえださん」の愛称で長らく栗山町民に愛され、多くの口を幸せにしてきました。現店主・前田真里さんの祖父・徳次郎さんと祖母・哲さんが、戦後復興期に飴屋として昭和26年に開業し、今年で創業74年となる老舗のお店です。
当初は大判焼きなどの和菓子を中心に販売していましたが、東京にある製菓専門学校に通い浅草の菓子店で修行した父・稔さんが、二代目として継いでからは、名物である「オムレツケーキ」をはじめとした洋菓子も扱うようになり、現在のスタイルとなりました。母・裕子さんも哲さんとともに店頭に立ち、明るく気さくな人柄で、常連の方から愛され続けてきました。

▽変わらないことを大切に続けていくことへの想い
平成6年に稔さんが亡くなり、三代目として真里さんがお店を継ぐことになりました。「父や母が亡くなったときは、お店を続けるべきか悩むこともありましたが、昔からのお客様から『続けてくれてよかったよ~』と言われると、その度に続けていこうという気持ちになります」と語る真里さん。
「家族の味や笑顔を愛してくれたお客様が通い続けてくれるように、お店を守り続けるのが自分の役目」と、栗山のお菓子屋さんとして昔ながらの味を守り続けています。

紹介しきれない内容は、栗山町公式note「くりやまのおと」に掲載
※二次元コードは本紙裏表紙をご覧下さい。