ふるさと栗山で輝くヒトをクローズアップ きらり☆栗山人

國本農場
國本英樹(くにもとひでき)さん

◆誰もがいつでも立ち寄れる農場を目指して

▽政策を作る立場から農家の道へ
國本さんは、神奈川県横浜市生まれ。中学生の頃にバイオマスエネルギーを始めとした食のニュースに関心を持ち続け、北海道大学農学部に進学しました。大学時代は、ゼミやサークル活動を通じて多くの農家や酪農家を訪問し、農業の現場から経営理念や栽培管理の考え方を学びます。
修士課程を修了後、「国の農業政策に携わりたい」という想いから農林水産省に入省しましたが、政策を作る立場と現場との大きな差を感じます。農家の立場で挑戦してみたいと心機一転し、令和2年に栗山町で農業研修を行うことになり、清水農場の清水哲矢さんからの指導を受けつつ、令和4年から「國本農場」として就農しました。

▽次世代へ農業の扉を広げたい
現在は妻・瑞貴さんと二人三脚で農業に励む毎日で、令和7年で4年目を迎えます。國本農場の理念は「誰もがいつでも立ち寄れる農場」。國本さんは「自分が大学生の頃に農家や酪農家を回って興味を持ったように、今度は自分が農家の立場になって大学生や農業に関心を持つ人のきっかけを作りたい」と語ります。
農業IОTにも関心を持ち、ファブラボ栗山で支援員をしていた鈴木敦文さんと共に育苗の生育に適した温湿度測定デバイスの開発・実験を行うなど、日本のとりまく農業課題への挑戦と次世代への農業の門扉を広げる意識を持ちながら、現場に立ち続けています。

・日出にある3haの畑で、大好きな大玉トマトや長ねぎ、とうもろこしなどを栽培している。

紹介しきれない内容は、栗山町公式note「くりやまのおと」に掲載
※二次元コード本紙裏表紙をご覧下さい。