子育て 栗山学び隊VOL.62

介護福祉学校と栗山高校を隔月で取材!

◆2度目の実習でさらに成長!
[実習先]
・特別養護老人ホーム「くりのさと」
・地域密着型特別養護老人ホーム「くりのさと彩」

高尾一(たかおいち)さん
大関愛加(おおぜきまなか)さん
熊谷洋平(くまがいようへい)さん

▽実習現場で先輩から学ぶ
介護福祉学校は、1年生の秋と、2年生の春に施設での実習があります。先月、社会福祉法人栗山福祉会で実習中の3人を訪問しました。
「人と話をすることや、高齢者と接することも好きなので、介護の道を選びました。実習が始まって3日目くらいに、利用者さんから、まなかちゃんと名前で呼ばれたのが、とてもうれしかったです」と大関さん。実習先の職員さんは、人によって介助方法が違っていて、力加減なども利用者さんの様子を見て対応しているのを見ると、とても勉強になるそうです。

▽今年はより実践的な実習
「2年生になり、介護計画を立てる実習が加わり、担当している利用者さんの状況をしっかり観察することが大切だとわかりました。食事介助のほか、身体介護もするようになったので、何かをする前には、必ず声かけをするように心がけています」と話すのは、介護の道を目指すことを決めて、大学を中退して地元に戻ってきた熊谷さん。忙しくても、態度にでないよう、利用者さんには平常で接するようにも心がけていると言います。

▽個々のペースに合わせる
中学生の時、グループホームで職場体験をしたことがきっかけとなり、介護を目指した高尾さん。「食事の介助をするときは、利用者さんのペースに合っているか気を付けています。お顔とお名前が一致していない利用者さんもいるので、早く覚えて良いコミュニケーションを取れるようにしたいです。目元だけでもちゃんと表情が伝わるよう、心がけています」と、笑顔で話します。
くりのさとで実習担当をしている増田由美介護課長は、「初めは表情が硬かった学生も、どんどん良くなりました。これから夜勤実習も始まるので、眠気との戦いもあると思いますが、実習を楽しんで介護福祉士を目指してほしいです」とエールを送りました。