子育て まちという名の家族

◆名前のはじまりに、心をこめて このまちで生まれた記念に、命名書のプレゼント
このまちで生まれた赤ちゃんに、その名前が刻まれた「命名書」を贈る新たな取り組みが始まりました。命名書は額に収められており、ご家庭で長く大切に保管できます。町では出産の届け出後、お祝い品として1カ月程度でご家庭にお届けしています。「大切な名前のはじまりを、まち全体でお祝いしたい」という気持ちから生まれたこの活動に込められた想いを、書家の先生とご家族の声からご紹介します。

▽書家・尾形秋湖(しゅうこ)さんに聞く
命名書を手がけるのは、町在住の書家・尾形秋湖さん。長年書道教室を主宰し、地域の文化活動にも積極的に関わってこられました。「親御さんの想いをくみ取り、1枚1枚心を込めて書いています。このような活動に関われることを大変光栄に思います」と尾形さん。名前の響きや雰囲気に合わせて書風を工夫し、背景にはパステルで色や模様を施しています。「お子さまがのびのびと楽しい人生を歩めますように」と願いを込めて書いています。

▽ご家族の声(中野孝祐(こうすけ)さん、祐美子(ゆみこ)さん、彩楓(あやか)ちゃん(2歳7カ月)、智颯くん)
この命名書を最初に受け取ったのは、町内にお住いの中野さんご家族。4月に第2子の「智颯(ちはや)」くんが誕生しました。お名前には明るく元気に、のびのびと育ってほしいという願いが込められています。命名書を見て「のびやかで力強い文字が印象的でした」と話し、あらためて健やかな成長を願う気持ちが深まったとのこと。命名書は現在リビングに飾ってあり、「町の皆さんに祝っていただけたようで、うれしかったです」と話してくれました。

◇赤ちゃんが生まれたご家庭へ命名書をお贈りします
町では町内にお住まいのご家庭で赤ちゃんが生まれた際に、誕生のお祝いと健やかな成長を願って、記念となるお祝い品をプレゼントしています。
申請などの手続きは不要です。出生届の提出時に、
・お子さまのお名前(漢字・ローマ字)
・生年月日
をお伺いし、赤ちゃん訪問の際(おおよそ出生から1カ月後)にお渡ししています。

問い合わせ:子育て支援センター「スキップ」
【電話】72-1280