- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道月形町
- 広報紙名 : 広報花の里つきがた 令和7年10月号(699号)
■脱“早食い”で健康アップ
皆さん、食事を食べるスピードは早くないでしょうか?お腹が空いていたり、早食いが習慣化しているとついつい食べるスピードは早くなってしまいます。しかし、早食いは肥満との関連性が高く、ゆっくり食べたほうが多くの健康効果を得られます!これを機に自身の食べるスピードを見直し、健康アップを目指しませんか?
●早食いと肥満の関係
食事をすると、血液中のブドウ糖の濃度が上昇し、満腹中枢がそれに反応して、満腹感を知らせますが、ブドウ糖の濃度が上昇するには、ある程度の時間が必要です。そのため早食いの場合、満腹感が得られる前に多くの食事を取ってしまうことで、摂取エネルギー量が多くなるため肥満につながります。
●ゆっくり食べるコツ
ゆっくり食べるには、一口の量を減らし、噛む回数を増やすことを意識することが大切です。しかし、意識していてもついつい早くなってしまう方は、噛み応えのあるきのこやこんにゃくなど食物繊維を多く含む食材を使うことも効果的です。
●ゆっくり食べることによる健康効果
・脳の発達
よく噛むことは脳細胞の働きを活発化します。
あごを開けたり閉じたりすることで、脳に酸素と栄養を送り、活性化し、認知症の予防にも大いに役立ちます。
・歯の病気を防ぐ
よく噛むことで唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、虫歯になりかかった歯の表面をきれいにしたり、細菌感染を防いだりして、虫歯や歯周病を防ぎます。
・胃腸の働きを促進する
よく噛むと消化酵素がたくさん出て、消化吸収を助けてくれますが、食べものがきちんと咀嚼(そしゃく)されないと、胃腸障害の原因にもなります。
ゆっくり食べることで肥満改善に繋がるだけでなく、多くの健康効果を得ることができます。自身の食事を見直し、ゆっくり食べることを意識しおいしく、健康に食事を取りましょう。
