その他 編集後記

冬を彩る光景の一つに、イルミネーションが挙げられます。妹背牛町中心部に育つ高さ20メートルのシラカバに取り付けられた約1万3千個の電飾。白と青の明かりが幻想的な景色を創り上げます。
この場所は、かつての名門、旧妹背牛商高バレー部の合宿所跡地です。イルミネーションの設置は、卒業生の思い出をつくろうと、町民有志が材料費や電気代に充てる寄付金を集め、2007年から始まりました。
20年近く、関係者の善意によって支えられてきた冬の風物詩は今年、イルミネーションの周辺でイベントが開催されるまでに成長しました。
雪の上を楽しそうに走り回る親子。白い息を吐いてアツアツの豚汁に舌鼓を打つ家族。たき火で暖を取りながら久しぶりの再会を喜ぶ友人。イルミネーションの優しい明かりは、冬場の外出を楽しむ人たちの温かい思い出となって、来場者一人ひとりの心に灯りました。
広報担当 芳形吾一