- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道沼田町
- 広報紙名 : 広報ぬまた 令和7年11月号
■JR留萌本線廃線後の代替交通について
以前より関係機関と協議を進めていましたJR廃線後の代替交通につきまして、この度、JR北海道と代替バスに関する協議が整いました。
令和8年4月から深川市までの公共交通機関がバス運行のみとなることから、住民皆さまにご不便をお掛けしないよう、新たに道北バスを加えたバス事業者3社により平日19便、土日祝日13便として、現在のバス便数よりも増便したかたちで、運行いたします。
定期券を購入して乗車される方については、全てのバスにおいて乗車できるよう現在バス事業者と調整を行っているところです。
運行については、観光情報プラザ前と深川駅前を発着場所として運行することとなりますが、朝の沼田発7時30分の便のみ深川西高を終着として運行し、日中の時間帯につきましては、行きも帰りも、深川市立病院を経由して運行いたします。また、朝方と夕方以降の便は、始発から終着まで乗車時間を短縮させるため、速達便として停車する停留所を極力減らして運行いたします。
今後JRのダイヤ改正に伴い深川から札幌・旭川方面への乗り継ぎに合わせて調整後、数分程度変更となる可能性がありますので、運用開始近くになりましたら正式な時刻をお知らせいたします。
バス運賃については、現在のバス運賃(片道650円)を維持して運行することとしておりますが、高校生のお子様を持つ保護者、又は妊産婦や高齢者、障がい者など現在通院助成を受けられている方につきましては、負担軽減を図ることとしております。
また乗車する方の利便性の向上を図るため、全てのバスで使えるスマホ定期やバスの現在位置や遅延状況をスマホ等で確認できるバスロケーションシステムを導入することで検討しております。
なお、これらバス購入費用やシステム導入費用を含め、18年間はバス運行にかかる経費を全てJRからの支援金で賄うことで合意しております
■福祉有償車両のテスト運行について
沼田町社会福祉協議会の事業であります福祉有償車両とは、公共交通機関を他人の介助なしでは利用することが困難な方を対象とした個別輸送サービスです。
テスト運行区間は利用する方の自宅から深川市立病院まで、テスト運行開始時期は、12月中旬から来年3月31日まで毎週水曜日・木曜日・金曜日の週3回の午前・午後の2便の運行としております。
対象の方については、バスやハイヤーなどの公共交通機関を他人の介助なしで乗車することが困難な方に対し、チェックリストにて確認し、事前に申請・登録していただく必要があります。料金は1回当たり2千円(片道千円)になります。
また、専門スタッフが同乗し、乗降までサポートいたします。
最終的には令和8年4月以降の本格運行を目指し、今回テスト運行とさせていただきます。
■シルバー人材センターについて
沼田町社会福祉協議会の事業であります、シルバー人材センターについてですが、名称を「みなジョブ」に変更し、高齢者の方だけではなく、20歳以上(学生以外)から幅広い方が登録できるようになりました。
仕事内容は、除雪や草刈り、住宅の清掃など多種多様な仕事がございます。今回登録できる方の年齢を引き下げることによって、皆さまのお力をお借りして助け合いの町づくりを進めたいと考えております。
マッチングまでの流れは、町民の方からお困りごとの相談を受けて、「みなジョブ」に登録しているメンバーが引き受けて依頼者のもとに伺い、対応させていただきます。
またこれからの冬の時期については、「ドカ雪バスターズ」という名称を付けさせていただき、大雪などの際に、緊急的に対応していただける町民の方を募集して、ご対応いただく、仕組みを作っていきたいと考えております。詳しくは、社会福祉協議会にご連絡願います。
