- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鷹栖町
- 広報紙名 : 広報たかす 令和7年7月号
●収穫期を迎える前に
町内のアライグマの農作物被害は、露地栽培のイチゴやトマトに始まり、トウモロコシやブドウなど夏〜初秋が中心です。
この春にも、町が設置した山際の箱わなでは、昨年生まれの若いアライグマが捕獲されています。これらの個体も、収穫期には作物を狙って畑に出てくる可能性があるため、これからの季節は特に注意が必要です。
●捕獲以外の対策も大切
アライグマが棲みつき、被害を引き起こす主な要因は、「食べ物があること」と「安全な居場所があること」です。左の例のように、気が付かない間に、アライグマにとって都合の良い環境を与えていないでしょうか?
これらの要因が維持されている限りは、捕獲だけで被害を減らすことは困難です。農作物を守るために、捕獲と併せて、作物に近づけない対策(侵入防止)・畑周辺に寄せ付けない対策(環境整備)も講じましょう。
●捕獲・被害防止のカギ アライグマを寄せ付けない環境づくり
(!)居場所を与えない
農地周辺の藪の刈り払いで見通しを確保しましょう
(!)侵入させない
電気柵などを設置し農地への侵入を防ぎましょう
・住宅地でも
屋根裏、壁のすき間や床下の換気口などのねぐらになる場所へ侵入させないようすき間をふさぐ
(!)餌を与えない
放棄作物、摘果や収穫しない果樹は撤去しましょう
・住宅地でも
ゴミ出しのルールを守り、餌になるものを野外に置かない外に置いたペットの餌も注意